2023.09.26 [ 南信州の観光・自然・花南信州の伝統・文化・史跡 ]
祝 三遠南信道トンネル貫通 青崩峠へ行ってみた
農地整備課のKです。
今年5月26日、構想から約半世紀、掘削開始から約4年の歳月を経て、飯田市南信濃と静岡県天竜区を結ぶ三遠南信道青崩峠のトンネルが貫通しましたね。
ということで、今回は貫通を祝し、「青崩峠」へ行ってみました。
峠を貫く形の国道152号は、上田市から諏訪を経由し、南アルプスと伊那山地の谷間を走り、静岡県浜松市間を約260㎞で結ぶというスケールの大きな国道ですが、地図で見ると、この青崩峠と、地藏峠(大鹿村~飯田市上村)の2箇所がつながっていません。
道を開けるのも厳しいためか、国内屈指の「酷道」と呼ばれているそうです。
そして、この青崩峠も、飯田線の秘境駅「田本駅」などと同様に、車で行くことができません。
ここで問題となるのが、体力のない私が行けるのか?ということですが、ネットで調べると…
なんと静岡県側からなら、最寄りの車道から徒歩20分で行けるとのこと!
早速天気の良い休日の朝、国道152号を南へ車を走らせました。
途中、道の駅遠山郷に寄ってペットボトルの水分を購入。
ここが最終の休憩所になるので、峠に行く際には注意してください。
名物「ふじ姫饅頭」も朝8:00から元気に営業中です。
国道418号との分岐を浜松、水窪方面へ。
ちなみにこの国道418号はここを起点に、天龍、阿南、売木、平谷を抜け、岐阜県を経由しなんと福井県大野市まで続くこれまたスケールの大きい国道なのですが、岐阜県内で不通区間があるなど、キングオブ酷道とも呼ばれているという実はすごい国道なので、興味のある方は是非調べてみてください。
さて、152号最奥部まで来ました。
青崩峠方面にまだまだ国道区間は続いているのですが、兵越峠方面の市道との分岐地点で早速土砂と流木が道を塞いでおり、通行止めとなっています。
車では、青崩峠一つ東側の兵越峠を越えて静岡県側へ行きます。
【兵越峠方面との分岐点】
【写真の奥へ続く国道152号が、通行止!】
地図で見るとなんとも心もとない道と思えるのですが、実際は所々に狭い区間があるものの、全線舗装された快適な山道でした。
昼なお暗き山道を登りきると、兵越峠です。
これより東側に県を超える道は、南アルプスの険しい山々が連なっているため、諏訪地域の富士見町、国道20号蔦木宿までありません。
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