2019.08.23 [ 南信州の食・味・お土産 ]
令和元年産の下栗芋が出荷されます!
南信州農業改良普及センターの「いっちゃん」です。
信州の伝統野菜である「下栗芋」。飯田市上村下栗地区で、昔から栽培されている在来種のバレイショです。大きさは、ピンポン玉サイズと小ぶり。粘り気のある締まった肉質で、でんぷん価(含まれるでんぷんの割合)が高く、濃厚な味が特徴です。
夏に収穫したものをすぐに植え直すと、秋にもう一度収穫できることから、「二度いも」とも呼ばれています。白いもと赤いもの2種類がありますが、主に栽培されているのは白いも!
栽培しているのは「下栗里の会」の皆さん。標高1,000m前後の急傾斜地で栽培されており、植え付け、肥料まき、消毒など、急傾斜地での管理作業は容易ではありません。それでも、地域の「宝」である先祖伝来の「下栗芋」を残すため、会員の皆さんがそれぞれ額に汗して頑張っています。
先ごろ、同会の畑におじゃまし、収穫状況等の聞き取り調査を行ってきました。今年は梅雨が長かったことから、収穫の開始が遅れたようです。また、雨の量が多かったことや梅雨明け後に一気に気温が高くなったことなどから、土の中で腐ってしまったものもあったりと、例年の5割から8割ほどの収穫量だった、とのことでした。
それでも、今年も「下栗芋」らしい小ぶりな芋が多く収穫できました。収穫した芋は広げて乾燥した後、取引先のほか、地元の直売所「かみむら特産品直売所」へ出荷!販売は8月下旬から始まるようですので、みなさんもぜひ味わってみてください。
上記直売所へのお問い合わせ先等は次のとおりです。
電話:0260-36-2210
営業時間:9:00~16:00
定休日:水曜日
ちなみに、先ごろ「下栗芋」についてテレビ局の取材を受けたそう。放映は、長野朝日放送で9月7日(土)午後6時30分からのようです!楽しみですね。
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