2016.01.13 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
身近なところに民俗芸能の担い手が~南信州民俗芸能【2015-16冬】~
地域政策課のKTです。1月4日の「坂部の冬祭り」に引き続き、5日に「大河内(おおこうち)池大神社例祭」へ行ってきました!
「坂部の冬祭り」と同じく、国重要無形民俗文化財「天龍村の霜月神楽」の祭りですが、その様子は少し違っていました。
一番の違いは「面(おもて)」が無いこと。
坂部ではたいきり面が登場し、お祭りが盛り上がっていましたが、大河内には面が無く「宮人(みょうど)」が神様へ舞を捧げます。
※この「宮人」も坂部では「神子(かみこ)」と言っていましたね。
そして!!
この宮人として、同僚のIさんが舞っているんです!!!
私たちはIさんの雄姿を見るため、大河内地区の池大神社に向かったのです。
午後5時頃神社へ到着すると、「剣の三つ舞」が始まるところでした。さっそくIさんの登場です!
この舞は、三人の宮人が刀と鈴を持って舞うのですが、刀は真剣でとても重いそうです。
それを片手に舞うこと、なんと50分!!
途中「重い!腕が上がらない!」との声が聞こえてきたような・・・
(手前がIさん、この宮人3人は大河内出身の若手仲良し3人組だそうです)
普段の職場ではまず見られない、Iさんの凛々しい一面を見ることができ、みんな惚れ直していました(*^^*)/
写真には写っていませんが、今年太鼓をたたいているのは、伊那市を拠点に活動する歌舞劇団「田楽座」の座長さん。「田楽座」は約30年に渡り大河内地区との交流を続けているそうです。芸能のプロ集団の支援を受けながら伝統あるお祭りを受け継いでいこうという希少な事例ですね。
「剣の三つ舞」の後は、湯立てを経て、「みかぐらの御神酒」で一休み。
おいしいおでんをいただいていると、Iさんのお父様から「次は参加型の舞だから」と教えていただきました。
が!別の方からは「カメラ、携帯はしまっておいて」との声が・・・
何が始まるのかと、下宮(舞を舞っている場所)へ集まっていきます。
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