こんにちは、林務課です。
今年は雪が少ないですね。山の中に入っても動物の足跡などが見つかりにくく、銃猟をやる皆さんはやりにくいようです。
先月の話になってしまいますが、去年度から引き続き実施されている長野県ハンター養成学校のセミナーの1つとして、12/12(土)に大鹿村で銃猟セミナーを行いましたのでご報告します。
去年度は、大鹿村の大河原地区で活動している猟友会のみなさんにお世話になりましたが、今年度は鹿塩地区のみなさんにご協力いただきました。
猟場はカラマツ林とナラ類が主体の広葉樹林がほとんどでしたが、持ち場に向かう途中思いがけずきれいなシラカンバの林に出合いましたので写真を1枚。
今回も「巻狩り」(大人数で獲物を追い込む方法のこと(※詳しくは昨年度の記事をご覧ください))といわれる手法で狩猟を行ったのですが、猟友会員6名と受講生3名(+林務課職員)、みんなで火を囲いながら、どこでやるか、どうメンバーを配置するかを相談しています。猟犬も活躍します。
相変わらず、仲間内でしか通じない符丁のような地名がガンガン出てくるため、我々職員や受講生はベテランの方々にぴったりついていないと山の中で迷ってしまいそうです
まだ経験の浅い猟友会員の方もいて、今回の場所は初めて入るということで、メモをとりながら、現地を歩いていました。
ベテランの方々は、小さな尾根や洞(谷地形)、どこで犬を放てばどこに獲物が出てくる可能性が高いかということまで熟知していて、経験的に「たつま」(射手のこと(※昨年度の記事))の位置はおおよそ決まっているようです。
今年は雪がなく、あまり多くの足跡を見つけられませんでしたが、いろいろな痕跡を発見できました
落ち葉の中にうっすら通った跡が残っているのがわかるでしょうか。
糞と足跡(なのか?) ちょっと時間が経った感じですね。
こちらの糞は新鮮に見えます。
さて、肝心の実績ですが、私が立ち会った場所では一度も獲物を見かけることができませんでした(笑)
現場を熟知したベテランでも、さすがに必ず獲物に出合えるというものではありません。
(たつまの様子。獲物が来るのをただじっと待っています。)
ただし、他の配置場所では狙い通り獲物をとることができました。
(私と同行した受講者だけ撃ちとる瞬間を見ることができなかったようです。ちーん)
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