南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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白馬村出身者が天龍村に恋をした話 〜「信州つなぐラボ」から始まった地方創生への 道〜

こんにちは!リニア活用・企画振興課のほうじ茶です。
今回は、長野県白馬村出身、首都圏在住でありながら、今や天龍村の魅力発信に欠かせない存在となっている、和光 利香(わこう りか)さんの地方創生への熱い想いをご紹介します。

故郷を離れても、長野への想いは変わらず
長野県白馬村で生まれ育った和光さんは、大学進学を機に地元を離れ、就職、結婚と人生の節目を迎えました。しかし、どれだけ都会で暮らしていても、故郷である長野県への想いは常に心の中にありました。「何かしらの形で長野県と関わり続けたい」という気持ちを抱き続けていたそうです。


「信州つなぐラボ」との出会い、そして天龍村へ
そんな和光さんが地方創生への道を歩み始めたのは、2018年に長野県の事業「信州つなぐラボ」を知ったことがきっかけでした。「信州つなぐラボ」とは、都会からの参加者が、地域を知り、そこからプロジェクトを考えて実践する事業です。地方創生に関わりたいという強い想いから、2年目のプログラムに参加することになります。

「信州つなぐラボ」で提示された選択肢は、天龍村と大滝村。お祭りをテーマに活動したいという和光さんの希望に合致したのが、天龍村でした。それまで天龍村のことは全く知らなかったそうですが、この「信州つなぐラボ」という入り口がなければ、天龍村と関わることはなかったかもしれないと語ります。

今では年に4回ほど季節ごとに天龍村を訪れ、深く関わり続けています。


「Skima信州」での発信、そして観光PRライターへ
2024年度からは、長野県のニッチな魅力を紹介するウェブメディア「Skima信州」へ記事を寄稿するようになりました。その中で社長と意気投合し、天龍村を楽しむための観光PRライターの仕事も受けることに。お茶摘みなどの体験を通して、天龍村との関わりを深めています。

特に印象的だったのは、2022年にライターとして参加した毎年1月3日に開催されるお祭りでの経験。地域の伝統に触れ、その魅力を発信する中で、天龍村への愛着は一層深まっていったそうです。

向方地区の夏祭り復活と、地域の方々との出会い
一番の思い出として語ってくれたのは、向方地区の夏祭りの復活です。一時期中断されていたお祭りを復活させようという声が上がり、それが実現できた時の喜びはひとしおだったそうです。

向方地区の方々と関わる中で、その方々の生き方や生き様に感銘を受けました。「都会の人間とは生きる力が全く違う」と感じていたそうですが、天龍村での活動を通して、少しずつ自分にも「生きる力」がついてきたという実感があると言います。首都圏から天龍村まで片道4時間の運転も苦にならず、キャンプのスキルも上達するなど、生活スキルや逞しさが身についてきたことを実感しているそうです。

今では天龍村が「第2の田舎」になってきたと語る和光さん。

継続の難しさ、そして未来へ
しかし、活動を継続していくことの難しさも感じています。続けていくためのお金や時間をどのように確保していくかが今後の課題です。

「自分がこうしたいという想いもあるけれど、地元の人の迷惑にならないように、地元の方との関わりがうまくいけばいいな」と語ります。継続して関わることの大切さ、そして自分の無理のない範囲で長く関わっていきたいという姿勢が伺えます。仕事と私生活の中間として関わることも大切にし、将来的にはビジネスとして地方創生ができたら嬉しいと考えています。

都会と地方を繋ぐ架け橋として、天龍村の魅力を発信し続ける和光さんの今後の活躍に、ますます期待が高まります。

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