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南相木ダムと世界最大級の揚水式発電所を紹介します

 はじめまして。佐久建設事務所整備課のIです。

 突然ですが、標高が日本一高いダムが南相木村にあるのをご存じでしょうか。

南相木ダムは、水力発電を目的としたダムで、標高1532mの場所にあります。
ダムといえばコンクリートでできた壁が水を貯めるイメージを思い浮かべる方もいると思われますが、南相木ダムは、中央部に水を通さない性質を持つ土(粘性土)を積み上げて、その両側を土砂や岩石で支える構造になっています。

 現地を視察したこの日は、紅葉が見ごろでとてもきれいでした。そして、南相木ダムは、紅葉が広がる中で、眩しいくらいの白さを放ち、美しく魅力的でした。
ダムが白く見えるのは、建設時に掘り出された白色の岩(石灰岩)がダムの外側を覆っているからです。


 
 ダム湖の様子です。この日は少し水位が下がっていました。ダム湖の周囲は散策路も整備されていて、ダムや周囲の自然を楽しみながら散策することが出来ます。ダムの上も歩くことができるので、間近でダム本体の様子を見ることもできます。
ダムまでは車で行くことが可能ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 ところで、南相木ダムは、南相木川の上流にありながら、南相木川の水をダム湖に流さずに周囲の導水路を経由してダム下流に流すような仕組みになっています。

 それでは南相木ダムに貯まっている水はどこから来た水なのでしょうか。

 実は、南相木ダムは、群馬県を流れる神流川の水を貯めているのです。


 
南相木ダムは、東京電力(株)神流川発電所の調整池を貯める役割をしています。群馬県上野村にある上野ダムから高地にある南相木ダムへ神流川の水を汲み上げて、発電の際は、南相木ダムから上野ダムへ水を流すことにより、その落差を利用して発電を行っています。
このような仕組みを揚水発電と呼び、神流川発電所では2つのダムの高低差653mを利用して、現在、1台で最大47万kWの発電を行う発電機が2台稼働しています。

 発電機などの機械は、地表から約500mの地下に、幅約30m、高さ約50m、長さ約220mの大きな空洞を造って、その中に設置されました。この空洞は、東京ディズニーランドのシンデレラ城が横に収まってしまうそうです。約2年半の時間をかけて掘り進められた大空洞は、山の圧力に耐えられるような造りになっています。

 写真の手前と奥にある、赤色の円形(直径約8m)の装置が発電機になります(見えている部分は発電機全体の一部です)。ここで発生した電力は首都圏に向けて送電されています。最大47万kWの発電機2台の稼働により、およそ、15万世帯の電気を賄っているとのことです。

将来的には、6台の発電機を稼働させる計画になっています。発電機6台による最大出力282万kWは、群馬県全体の電気を賄うことが可能で、世界最大級の揚水式発電所となるそうです。
世界最大級の揚水式発電所が将来活躍するのを期待したいですね。

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