・五郎兵衛記念館
この記念館は、用水路の建設に尽力した市川五郎兵衛さんと建設の関係資料の
保管・研究に寄与することを目的として、昭和48年に開館されました。
記念館に着くと五郎兵衛用水の管理者である、五郎兵衛用水土地改良区の中澤理事長が、
市川五郎兵衛さんについて詳しく説明してくださいました。
市川五郎兵衛さんは砥石山の経営を行っているお金持ちで、部下が多くいました。
五郎兵衛新田の開発のために資材と自分の持つ労働力を使って、
ものすごい速さで五郎兵衛用水を建設したのだそうです。
中澤理事長の説明の様子
記念館の中には布施サイフォンの模型と五郎兵衛用水が昔通っていた場所と
現在通っている場所がどこなのかが光ってわかる模型があり、
模型を使って五郎兵衛用水のことを少し説明させていただきました。
布施サイフォンは昭和38~53年にかけて、もともとの五郎兵衛用水が通っていた付近に
新たに県営事業で建設された施設です。
水の位置エネルギーを利用した「逆サイフォン」の原理を利用しており、
密閉された管の中の水が、高いところ(山の上)から低いところ(布施川の下)を通過し、
そこからまた水が山を登る仕組みになっています。
この布施サイフォンの仕組みを再現した模型を使用し、生徒さんに手伝ってもらって、
実際に水を流して水が流れるか実験してみました。
逆サイフォンの仕組みに興味を持ってくれる小学生が多くてとっても嬉しかったです。
模型を使った説明の様子
布施サイフォンの模型
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
佐久地域振興局 総務管理課
TEL:0267-63-3131
FAX:0267-63-3105