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がん!がん!がん!がんも農場に取材しました!

またまたお世話になります。
商工観光課のルーラルボーイと申します。

今回は埼玉から佐久市に移住され、米農家を営まれている「がんも農場」の黒田祐樹さんへインタビューをしました。そのときの様子をできる限り書いていきますので最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 


プロフィール ~がんも農場 黒田祐樹~

埼玉県出身。20代前半は東京の日本料理屋で板前修業を経験。その後転職し、制作アシスタントとして勤務。2010年に佐久の浅科へ空き家バンクを利用して移住し、新規就農者支援の新規就農里親制度を活用して農業を開始。2013年に独立し、現在まで米農家として経営。


 

Q.なぜ、今から12年前に佐久市に移住して農家を営もうと思ったのですか?
A.雑誌「BRUTUS」で、東京から佐久市へ移住して、有機農業を実践されている藤井農園さんの記事を見たことが大きかったと思います。2008年頃から新規就農について少しずつ調べていきました。自分で栽培したものを自分で販売したい。小さくてもいいから、最初から最後まで自分の目の届く範囲でできることをやりたいという思いを持つようになりました。出身地である埼玉で農業をするという考えもありましたが、最終的に最初の印象が一番よかった佐久市に決めました。

 

Q.佐久市に移住して一番変化したことはなんですか?
A.考え方だと思います。東京にいたころは、とにかく自分のことだけで。自分がいかに仕事で活躍できるかということだけを考えていました。そのためある意味では生活を捨てていたかもしれません。佐久市に移住してからは、新規に農業経営を始めるということもあって、0から生活を見直す必要がありました。長く仕事を続けるために、仕事だけではなく、毎日の生活を充実したものにしていこうと思い、仕事以外の時間も大切に考えるようになりました。

 

Q.佐久市への移住のメリット・デメリットについて教えてください。
A.どちらも人付き合いだと思います。東京にいたころは人付き合いといえば、主に仕事上の付き合いでした。良くも悪くも仕事以外の関係はなく、さっぱりしたものでした。

ですが、佐久市で農業を始めてからは、近所の農家さんとはもちろん、消防団や地域のお祭り等で人と関わることが増えました。仕事以外での人付き合いも増えて、おかげさまで自分の娘も可愛がってもらっています。逆に東京での暮らしのように、孤独な時間はグンと減りました。私には佐久での生活のほうがあっていると思います。子どもは埼玉に行くと大きなショッピングモールなどがあって大喜びなのですがね(笑)

 

Q.生活ということで家事、育児等の生活の配分を教えてください。
A.基本的には半々でやっています。主に私が農作業、妻が販売という役割で、お互いの繁忙期にはうまく配分を調節したり、手伝い合ったりして生活しています。

 

Q.ぶっちゃけた質問で申し訳ないですが、労働時間で見たらブラックですか?
A.時間ベースだといわゆるブラックに近いと思います(笑)。ただ組織で働いてお給料をいただく働き方と違って、自営業はやった分だけそのまま自分に見返りがあります。だから働く時間が長いということはあまり気になりません。ただ、長く仕事を続けていきたいので、働きすぎて体を壊さないように気を付けてはいます。

また、自然環境に左右される職業でもあるので、草刈りをしたかったけど、午後雨が降ってきたので休みにすることもありますので、それほど働き過ぎているという感覚もなかったりします。

会社員のように定時はありませんので、明確な仕事と生活の境界線がないことも事実です。それをどのように捉えるかはその人次第ですが、例えば、仕事の合間に子どもの送り迎えをしたり、晩御飯の仕込みの為にちょっと仕事を抜けたりといった柔軟な働き方もしています。
なにより私はこの仕事が好きなので、ホワイトで気持ち良い働き方だと思っています。

 

Q.地域と交流するイベントに参加されたことはありますか?
A. 最近だと、第2回咖喱音楽祭第一回米米新米音楽祭21を共同で開催しました。どちらとも地域の農家さんや飲食店さんと出場し、地域とのかかわりを実感できるイベントとなりました。

 

Q.最後になりますが、今後やってみたいことがあれば教えていただきたいです。
A.2つあります。

1つ目は、稲刈り後の乾燥調整、籾摺りまでを自分の手でやりたいです。現在は浅科にある農協のライスセンターに委託してやっていただいていますが、それを自分でやりたいです。自分でライスセンターを立てると、あまりに大きな投資になってしまうので悩んでいるのですが、現状稼働しているライスセンターの業務をお受けするお話もあり、自分にできるかどうか検討をしているところです。

2つ目は、地元のお米農家さんを紹介する冊子を作成したいです。長年農家をやってきて今はもう田をほかの人に貸しているような大ベテランの方々の中には、お米づくりに対して並々ならぬ情熱を持っている方が少なくありません。そんな方々のお話は直接聞くことはあっても、なかなか読むことはできません。そんなレアな話をまとめて、冊子を作成したいです。

 

Q.ここまで貴重なお話とお時間いただきましてありがとうございました。
A.ありがとうございました。

 


このあとおしゃれなチラシを頂きました!
お米の生産過程から黒田さんの半生まで興味深い内容満載です!
令和4年度産がんも農場チラシ(表)(PDFファイルが開きます)
令和4年度産がんも農場チラシ(裏)(PDFファイルが開きます)

ここまでお読みいただきましてありがとうございました!

現在がんも農場さんは「STORES」にてオンライン販売をしています。

また、ふるさと納税の返礼品としてお選びいただくこともできます。
今回は代表的な商品の5kg白米をご紹介します。
【令和四年産】がんも農場のお米まずは味見で5kg(白米)

普段の生活や農業の状況等を随時更新されているがんもの農場日誌もぜひ見てみてください!

がんも農場
TEL:090-6527-6502
e-mail:kuroda.farm@gmail.com

 

また、プロフィールでご紹介した佐久市の空き家バンクと新規就農者支援についてのリンクは下記の通りです。
移住情報サイト佐久にくらす
佐久市 新規就農者支援

 

佐久地域振興局商工観光課
0267-63-3157

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