みなさまこんにちは 商工観光課のとどぱぱです。
南牧村には、八ヶ岳の各峰への登山道が2か所あります。
主に横岳に向かう「杣添尾根登山口」と赤岳に向かう「県界尾根登山口」です。
別荘地である「海ノ口自然郷」の一角にある杣添尾根登山口は、駐車スペースに限りがあり、登山シーズンには、路上駐車が発生してしまい、別荘をご利用する方にご迷惑をおかけしております。
そこで、地元の南牧村では、旧南八ヶ岳林道を村道として整備し、駐車場を整備した県界尾根登山口から杣添尾根登山口に迂回していただけるよう、通常は閉鎖している林道のゲートを時期を限って開放することとなりました。
併せて、登山者の利便性向上のため、野辺山駅を起点に登山口を周回する登山バスを運行することとなりました。
ゲートの開放期間は、「5月27日(土)から10月15日(日)まで」です。
登山バスの運行日は、「5月27日(土)から6月18日(日)の土日」と、「7月22日(土)から8月27日(日)までの土日祝日」です。運行日の3日前までに予約をお願いします。
予約方法など詳しくは、南牧村のホームページをご確認ください。
前置きが長くなりましたが、先日、登山バスの運行を記念したイベントに参加してきましたので、その様子をご案内します。
「苔の森」と聞いて、みなさまはどこをイメージされるでしょうか。
北八ヶ岳・白駒の池周辺の苔の森を思い浮かばれる方が多いと思います。
▲上の写真は昨年9月に撮影した、白駒の池周辺の苔の森です。
今回ゲートが解放された区間の途中にある、「苔と湧水の南沢遊歩道」は、八ヶ岳山麓の新たな見どころとして売り出し中の、知る人ぞ知る苔の鑑賞スポットです。
登山バス運行記念イベントとして、遊歩道を散策するコースに参加させていただきました。
出発地となる県界尾根登山口駐車場には、40名ほどの参加者が集まり、南牧村の大村村長様のご挨拶の後、登山バスで移動するグループと遊歩道まで歩くグループに分かれて出発します。
ゲートから4kmほど旧林道を進むと、駐車スペースがあり、遊歩道の入口となっています。
遊歩道は砂利敷きで歩きやすく整備されており、緩やかな上りを少し進むと、分岐点の看板があり、沢に向かって木道が整備されています。
遊歩道をさらに進むと、木製のベンチがあり、一休みできるようになっています。
休憩地点から先は、周回して苔を鑑賞できるよう整備された木道があります。
村長さんが仰っていたとおり、見頃は少し先になりそうですが、苔と湧水のコラボレーションは見事です。湧水のせせらぎと苔むす岩や樹木の姿は息を吞むほどです。
駐車スペースまで戻る遊歩道沿いには、クリンソウのつぼみが。
こちらも見頃は6月になります。
この旧林道を利用し、横岳・赤岳に登山される場合に、いくつかご注意いただきたい点があります。
〇一点目
旧林道は南牧村海尻地籍まで続いていますが、海尻側のゲートは閉まっていますので、通り抜けることはできません。
▲八ヶ岳観光協会作成のリーフレットから画像をお借りしました。
四角い枠で囲ったところが海尻側の終点です。
〇二点目
登山の際には、登山計画書の提出をお願いしており、各登山口に設置された登山ポストで紙の計画書を提出いただけます。県界尾根登山口から、旧林道を経由し杣添尾根登山道をご利用される場合は、登山ポストが設置された場所から山側の東屋付近で登山道に合流します(上の画像の青い矢印の地点)ので、県界尾根登山口(上の画像の緑の矢印の地点)に設置された登山ポストに登山計画書を提出していただきますようお願いします。
万が一、遭難となってしまった場合に、登山計画書が提出されていないと、救助までに時間を要することが考えられます。くれぐれもご注意ください。
南牧村さんでも注意喚起の看板を掲示していただいています。▲
苔の見頃は、もう少し先になるそうなので、再度訪れてみたいと思います。
遊歩道は往復約2kmでゆっくり歩いても1時間ほどで、気軽に歩くことができます。
アクセスルートは、国道141号で野辺山を目指す→県境付近のJR最高地点の看板を右折→JA全農長野八ヶ岳牧場→志木市立八ヶ岳自然の家と行くとわかりやすと思います。途中には登山口への案内看板もあります。
イベントを企画した南牧村の関係者の皆様、ありがとうございました。
県界尾根登山口から野辺山駅方面に下っていくと、上りでは気づかなかった景色が………
どおーーーーーーん
なんと富士山が見える展望台がありました。
思いがけない出会いに感謝です
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