林務課のつるばみです。
6月30日(木)に立科町の白樺高原で、信州白樺クラフト製作所さん主催による「白樺の資源採取活動」が行われ、一緒に体験させていただいてきました。
採取活動の直前に「間伐」が行われた森林には木漏れ日が射して気持ち良く、作業を忘れて森林浴でもしている気分に・・・。
間伐された林は気持のいい木漏れ日が射しています
シラカバに限らず、森林の木々はお隣同士が混みあってくると、お日様の光を十分浴びられず成長が悪くなります。残す木(今後も元気に成長しそうな木)と伐る木(残したい木の邪魔をしている木)を見極め、少しかわいそうな気もしますが、伐る木を伐採して、残す木に十分な光が当たるようにして元気な木(森林)を育てるのが間伐の目的です。
信州白樺クラフト製作所さんでは、白樺高原の貴重な財産であるシラカバ林を、これからも残していくために、昨年から試験的にこうした作業を行っていますが、ただ伐るだけではなく、伐った木は地域の大切な資源として活用し、また、シラカバに関わる人たちを育てて仲間を増やし、シラカバ林も地域も元気にしていくことを目指しています。
今回の活動には、SNSで信州白樺クラフトさんの活動に賛同した約20名の「シラカバファン」が県内外からが集まり、佐久穂町からは特別ゲストの「しらかばちゃん」も参加。あらかじめ間伐しておいたシラカバの木から、皮、葉っぱ、枝を採取しました。
今年は、空梅雨で雨が少なかったせいか、この時期は簡単に剥けるはずの皮がなかなか剥けず、参加者の皆さんは皮を破らないように慎重に作業を進めていましたが、きれいに剥げると何とも言えない達成感&爽快感で満面の笑顔に!!
破らないよう、慎重に、慎重に・・・
きれいに剥げるとなんとも言えない爽快感(^0^)
一皮むけたシラカバの木
今回採取した「白樺の資源」ですが、皮は、乾燥させて編み込まれ、素敵なカゴやバックに、葉っぱは乾燥させてお茶に、葉っぱ付きの枝は今、大人気のサウナのヴィヒタとして活用されるとのこと。また、枝はディスプレイなど様々な用途で人気があるそうです。
さらに、参加者のお一人から「シラカバの樹液も手作りコスメでは大人気なんですよ。シラカバ林は宝の山です!!」と教えていただき、「軟らかすぎて「木材」としては高く売れない木」としか認識していなかった筆者にとっては目から鱗。
シラカバの無限の!?可能性に触れる貴重な機会となりました。
信州白樺クラフトさんの素敵な作品はこちら
信州白樺クラフト製作所HP https://shirakabacraft.com/
フレッシュな枝は束ねてヴィヒタ(※)に。
※サウナで使う体を叩くと血行促進などが期待できる枝の束
葉っぱは乾燥してお茶に。香りが良いのだそうです。
特別ゲスト、佐久穂町から来た「しらかばちゃん」も採取作業に興味津々。
佐久穂町公式キャラクター しらかばちゃんのtwitterはこちら(今回の活動も見られます)
https://twitter.com/shirakabachan
シラカバには青空がとってもよく似合います♪
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