2022.10.24 [ その他 ]
【佐久平総合技術高校 創造実践科】職業(林業)に関する体験活動「演習林実習」のお手伝いをしました。
林務課です。
10月17日に佐久平総合技術高校 創造実践科(生徒約70名)の校外授業「演習林実習」のお手伝いをしてきました。
佐久平総合技術高校は、佐久地域で活躍できる人材を育成することを柱(校是)とする高校で、生徒の皆さんに地域の産業を知ってもらうため、地域や産業界と連携した実習など、実践的で体験的な学習活動を重視しています。
また、この高校は八ヶ岳の山麓(小海町)に約50ヘクタール(東京ドーム約11個分)の広大な演習林を所有しており、演習林を活用した授業「演習林実習」により教育環境の充実を図っています。
佐久地域振興局林務課では、生徒の皆さんに地域の産業の一つである「林業」や「山の価値・活用」について知ってもらうため、定期的に佐久平総合技術高校と情報交換を行うとともに、「演習林実習」への外部講師の派遣の調整や山で作業するための備品(ヘルメットなど)の購入のお手伝いをしています。(「学校林等利活用促進事業」を活用。)
10月17日の「演習林実習」ではヒノキ林の中の除伐作業の体験をしました。
外部講師には森林の知識や林業の実務経験が豊富な社会人として「佐久林業士会」の皆さんに御協力をお願いしました。
※除伐(じょばつ)
育てようとする樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業。一般に、下刈を終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に数回行われる。
(関東森林管理局ホームページから引用)
生徒の中にはのこぎり(手のこ)を使用した経験が無い人もいました。
講師から作業内容と安全のための注意事項の説明を受け、作業を開始しました。
慣れない生徒は細い枝を払ったりするところから始めました。
少し慣れてくると、腕の太さくらいの立ち木を伐採したり、枝払いとともに玉切作業をしたりします。男子、女子ともに積極的に取り組んでもらいました。
作業は午後まで続き、作業前には雑木が生い茂り、中を歩くことができなかったやぶが、作業後に見通しの良いきれいな森林になりました。
作業後の終わりの会で、長野県林業士の講師から講評をいただき、「演習林実習」を閉じました。
講評の内容は、「みんなまじめに除伐作業をしており、すっかりきれいな森林になりました。今回の作業は林業のごく一部ですが、林業のことも頭の片隅にいれていただき、今後の学習や就職に活かしてください。」とのことでした。
わずか1日だけの短い授業でしたが、このような体験活動が、生徒の皆さんに森林や林業についての関心や勤労観・職業観を持ってもらうために少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【参考文献】いずれも2022年10月18日アクセス。
・佐久平総合技術高校ホームページ
https://www.nagano-c.ed.jp/ssg-hs/
・林業用語(関東森林管理局ホームページ)
https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/gijyutu/yougo.html
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