佐久地域の直売所 ご紹介します⑤
小海町農産物直売所 プチマルシェこうみ
佐久保健福祉事務所のNHRです。
今回は、「小海町農産物加工直売所 プチマルシェこうみ」さんをご紹介しますす。
佐久市方面から、国道141号を南牧村方面に向かい、左手に小海町役場、続いて、佐久総合病院小海分院が見えてきます。これらを過ぎるとすぐに、「小海郵便局前」の信号が現れます。この信号を過ぎると左手に「小海町農産物加工直売所 プチマルシェこうみ」さんはあります。南牧村方面からの場合は、「馬流橋(まながしばし)」の信号と小海郵便局が目印になります。
もともとは、小海町が主体で運営していましたが、2019年4月に、「直売所の会」という民間主体の団体が町と連携して運営するようになりました。
単に農産物を売るだけなく、まちの駅としての役割をさらに発展させ、多機能型直売所(物を売る、情報発信、担い手育成、交流拠点、新規開発) としての機能を充実させ、小海町の1つの代表拠点としての位置づけを目指しているそうです。
お話は、農産物加工直売所の会統括マネージャー兼店長の 朝野正三(あさの まさみ)さんにお聞きしました。
販売している農産物は、小海町を中心にその周辺の市町村の150軒ほどの生産者の皆様が登録をし、季節ごとの生鮮野菜や山菜が持ち込まれます。
春は山菜、夏は高原野菜(白菜、レタス、キャベツ等)、果菜類、果物(りんご、なし、プルーン)、秋は、果菜類、根菜類、そしてきのこ、冬は根菜類、ハウス野菜が持ち込まれるそうです。貴重なきのこである岩茸もありました。
ここプチマルシェこうみ の特徴は、「農産物加工直売所」という名称だけあり、農産物の加工も行っているところです。おやき、おまんじゅう、漬物等、バリエーションも豊富。おやき、おまんじゅうは、日持ちするものではありませんが、通販にも対応できるようにと加工方法を工夫し、冷凍でもおいしくいただけるものとして開発し直したそうです。私は、はくれいたけといわたけの冷凍のおまんじゅうを購入し、後日、いただきましたが、きのこ特有の味と食感が楽しめ、大変、おいしかったです。
朝野さんからは、入荷する野菜類の品質向上のための生産者との折衝、付加価値を高める努力、何度でも来店、購入していただくよう商品資質の向上、ここでしか手に入らない物の商品の開発や販路開拓などなどのお話をお聞きしました。
また、直売所は生産者と消費者を取り持つもので、生産者と消費者がWin-Winの関係ができるよう双方の立場を考える役割があるという理念があるとお聞きして、感銘を受けました。
店内には、地元農産物を使った料理やスイーツが自慢の「まめカフェ」があります。メニューも変わるので、何度来ても楽しんでいただけるとのこと。お弁当やお惣菜も人気で、安価でおいしいと町内でも話題になっているとのことです。
四季を通じて新鮮な野菜を提供しているだけでなく、町内の生産者、加工者が日々工夫を凝らして、品揃えを充実させていっているとのこと。野菜セットやおやき等の宅配商品も充実している点も見逃せません。
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