林務課のKGです。信州の森林・木材を全国に情報発信するイベントが東京スカイツリーで開催され、佐久地域のカラマツ材をPRしてきました。
このイベントは、信州木材認証製品センターが中心となり、県下に3つある森林認証団体(佐久、上田、南信州)と協働で11月23日から1週間実施されました。
佐久地域からも東京スカイツリーを訪れる観光客の方に木材の良さや森林認証材のPRのため、24日の土曜日に参加しました。
会場はスカイツリーの5階出口フロアから東京ソラマチへの移動通路沿いにあたり、多くの観光客が行きかう場所で大勢の家族連れが通過しPRには好条件です。
さあ本番のPR! 如何に観光客の足を止めさせるかが勝負です。
通路沿いには木製のおもちゃを配置し、おもちゃの動きと音で子どもたちは興味津々で少しの間遊んでもらい、その間、親御さんに木の良さのPRや認証材の認知度アンケートを行い、アンケート回答者には認証材のコースターをプレゼントする方法で行いました。
佐久地域のPRは、北相木村の担当者も加わり3名でPRを行い、カラマツの木材やかんな屑を使った「キノハナ」という木製品のPRや認証材の紹介、佐久地域の市町村観光パンフレットの配布などを行いました。
キノハナは特に女性の方に評判が良く、今後注文が入ることに期待です。
私が参加した23日(祝)と24日(土)では、アンケート回収が200超と大勢の方にPRすることができました。また首都圏観光地の誘客力の高さに感心させられた2日間でした。
遅くなりましたが、森林認証(材)とはいかなるものかを説明させていただきます。
今、世界では、乱開発や略奪的な木材生産により多くの森林が失われようとしています。
森林の破壊を防ぐためには、ルールを守り持続的に森林を管理していくことが大切です。
森林認証制度はこのために作られた国際ルールの一つです。
森林認証材にはロゴマークを付け、消費者への見える化を図っていますが、認知している方は少なく、これからも地道なPRが欠かせません。
豆知識【佐久地域のカラマツの特徴について】
佐久地域のカラマツは通直で強度があり、木目の美しい優良な木材で全国的にも評価が高い木材です。カラマツは成長が早く、寒さにも強い特徴を持ち、佐久地域には適している樹種です。
戦時中の木材需要で多くの森林が伐採されたため、戦後の復興に向け適地適木のカラマツが佐久地域に植栽されてきました。
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