2023.10.26 [ その他 ]
戸隠古道「神道」に後世に遺る「西行千年桜の杜」をつくる【元気づくり支援金事業】
こんにちは!企画振興課のしゅうたろうです。
今年度の「地域発 元気づくり支援金」を活用して、地元の皆さんが戸隠古道に「オオヤマザクラ」🌸を植え、桜の杜づくりに取り組んでいる事業を紹介します。
戸隠神社の宝光社と中社を結ぶ古道「神道(かんみち)」は、歩いて巡る観光客に人気の深い森🌲に囲まれた未舗装の道です。
この道沿いに、西行法師が植えたと伝わる「西行桜(オオヤマザクラ)」の5代目子孫を種から育てて植樹し、「西行法師生誕千年祭(2118年)」に向けて、桜の杜を造ろうという壮大な計画です。
オオヤマザクラは寒冷地でも自生し、寿命も長く大木になる桜ですが、接ぎ木や挿し木で増やすことができず、幼少期には雪の重みで折れてしまったり、ネズミなどに食べられてしまうこともあるそうです。
それらを防ぐために、種から3メートルほどになるまで、里で7~8年をかけて育てます。
10月17,24、25日には、そうやって育てた大切な木を四阿の周りに植える「植樹会」が開催されました。
重機を使って植える場所まで運び、大人3人がかりで持ち上げます。
地元の方々の熱い気持ちも伝わってきます。
植えた後も、下草刈りなど手入れは続きます。
人の手が入らずうっそうとした状態になってしまった森ですが、かつては古道から戸隠連峰が望めたそうです。
里から見た戸隠連峰
目指す先は95年後!なので、生誕祭に立ち会うことは、このブログを見てくださっている人(当然筆者も含めて)では困難ですが、桜の開花は毎年訪れます。
来年の春には若木に咲いた桜を愛でに、西行法師も歩いたかもしれない古道の散策に出かけてみるのはいかがでしょうか。
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