2020.06.09 [ 長野地域の【自然】 ]
田植えをした話 ~姨捨の棚田~
初めまして、こんにちは。農地整備課のNです。
私は生まれも育ちも愛知県(就職も愛知県)ですがこの4月から長野県でお世話になっています。長野のことをほとんど知らないルーキーとして、先日参加した「田植え」体験について先輩職員のKさんとともにレポートしますよ。
(長野初心者)N:ああっ広がる青と緑。どえりゃあ気持ちいいとこだがね。
(長野在住の先輩)K:ようこそ、長野へ。ここが、「姨捨の棚田」ですよ。
N:すばらしい景観ですね。青空からの光で水田がキラキラ輝いてますね。
K:県下、いや全国でも有数の自慢の棚田です。水を張った棚田は今しか見られませんよ。
ここは「日本棚田百選」や「国の名勝」にも指定され、近くにある姨捨駅から見下ろす風景は「日本三大車窓」として鉄道ファンのみならず人気のスポットになってますよ。
N:こんなにも高いところに棚田が広がっていることに驚きました。ここからだと町を流れる千曲川の様子もよくわかりますね。
K:最高でしょ!! 「広い棚田」と「千曲川を見下ろす眺望」、このコラボがたまらないね!! まさに、日本を代表する棚田の1つですよ。
K:このあたりは多くの歌人が詠んだ場所としても知られています。「田毎の月」という言葉を知っていますか。
N:聞いたことあります。すべての田んぼに月が映る様子をぜひ見てみたいな。これだけたくさん田があるとさぞかし幻想的な光景なんでしょうね。
K:フッフッフッ、そう思う人は結構いますよ。機会があれば月夜の田んぼ道も歩いてみてくださいね。
K:一時は耕作放棄地の増加でこの風景が変わってしまう心配もありましたが、地域の方々と行政が協力してこの原風景を残す取り組みをしました。今も各保存会の皆さんを中心として姨捨の棚田を保存する努力が続けられていますよ。
さあ、今日は田植えですよ!! 「名月会」の皆様、ご指導お願いします。
N:よろしくお願いしまーす。
N:ところで、長野に来て知ったのですが、長野の小学校では「水やり当番」でなく「水くれ当番」と言うそうですね。最初に聞いたときは雨ごいでもするのかと思いましたよ。
K:ズコッ。もしかして、方言だったの・・・?
今回の田植えについては、姨捨の棚田を管理している組織の一つ「名月会」の皆さんにいろいろ教えていただきました。ありがとうございました。
「姨捨の棚田」では、毎年5月末から6月はじめの頃に田植えをするそうです。
また来年、ぜひ体験したいと思いました。棚田大好き。
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