2023.10.12 [ 長野地域の【自然】長野地域の【暮らし】長野地域振興局 ]
令和元年東日本台風災害から4年 小学生が長野市の排水機場を見学しました
農地整備課のもぐたろうです。
令和元年東日本台風(台風第19号)は、千曲川を増水させ、東北信地方を中心に甚大な被害をもたらしました。
そして、その災害から今日でちょうど4年が経ちます。
現在千曲川では、緊急治水プロジェクトにより、再び被害が発生しないよう河川の工事が進められています。
皆さんは、千曲市から長野市にかけての千曲川沿いに、農地や住宅地を水害から守るための排水機場がたくさん整備されていることを知っていますか。
排水機場の存在やしくみを理解している方は少ないのではないでしょうか。
「排水機場と排水のしくみ」は、2022年3月8日のブログにも掲載していますのでご覧ください。
URL:https://blog.nagano-ken.jp/nagachi/nagachi/36953.html
↓柳原排水機場(長野市柳原)
そこで、長野地域振興局農地整備課では、排水機場の役割や排水の仕組みについて、次代を担う子どもたちに知ってもらおうと、令和4年度から学習会を開催しています。
9月5日は、木島平小学校の4年生28名が長沼排水機場を訪れ、令和元年東日本台風災害の状況と排水機場のしくみについて学習しました。
↓木島平小学校4年生の皆さん
排水機場のほかにも、水害の歴史を残すために建てられた水位標を見学し、浸水の高さにびっくりしていました。
↓善光寺平洪水水位標
また、9月20日、21日には、長野市立柳原小学校の5年生72名が、地元の柳原排水機場を訪れました。
口径1.8mの大きなポンプとゴミを除去する除じん機を近くで見てもらいました。
↓柳原小学校の児童が見学した除じん機
最近は、異常気象による大雨が増えています。
県内には、大小いくつもの川が流れており、大雨により突然増水することがあります。
皆さんも、住んでいる地域のハザードマップをあらかじめ確認して、大雨の時はどのように行動するか家族で話し合ってみましょう。
小学校のほかにも、自治会などで排水機場の見学会を希望する場合は、長野地域振興局農地整備課(026-234-9517)又は、長野市農地整備課(026-224-5039)にご連絡ください。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
長野地域振興局 総務管理課
TEL:026-234-9500
FAX:026-234-9504