ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

こんにちは!農地整備課のTORIです。

突然ですが、皆さんは排水機場がどんな施設か、ご存知ですか?

農地や住宅地に降った雨水は、排水路を通って川へ流れ出ます。しかし、千曲川沿いの低い土地では、大雨により千曲川の水位が上昇すると川の水が排水路へ逆流してしまうため、堤防にある水門を締めることで逆流を防ぎます。
すると、流れてきた雨水は行き場を失い、農地や住宅地に溢れて水害が起こります。

その水害への備えとして、排水路の水をポンプでくみ上げて川へ排水する施設が排水機場です。

千曲川沿いの地域では、令和元年東日本台風災害を機に、防災学習への関心が高まっています。
農地整備課では、排水のしくみと排水機場の役割について、防災学習に役立ててもらおうと、小学校社会科の副教材を制作しました。➡ 排水機場と排水のしくみを解説します

9月には、木島平小学校4年生が長沼排水機場の見学に訪れ、今回2回目の開催として、長野市篠ノ井の塩崎小学校5年生(33名)が、塩崎排水機場を見学しました。副教材を使った事前学習もバッチリです!

 
排水樋門(川の水が逆流して排水路に流れ込むのを防ぐ水門)を見ながら、普段と大雨の時の排水のしくみを学びました。
遊水池では、実際に除じん機(ポンプの中にゴミが入らないよう取り除く機械)を動かしました。

いよいよ排水機場の中へ!!

大きなポンプ、ポンプを動かすエンジンや電気盤など、普段は見ることができない内部を見学しました。
ポンプ2台で、なんと25mプール1杯分の水(約540立方メートル)を、約3分で空っぽにできるそうです!
しかし、大雨が降った時、この排水ポンプが使えないと困るので、普段の点検や定期的な修理が欠かせないのです。
ここでは、地元の管理人さんから、運転の説明や管理する上での苦労話など、貴重なお話がたくさん聞けました。排水機場があるおかげで、安心して生活が送れるのですね!

今回の見学会を通じて、排水のしくみと排水機場の役割、そして維持管理の大切さを学ぶことができました。
実際に見学したことで、千曲川沿いには、なぜ多くの排水機場が建設されているのか、より理解が深まったのではないでしょうか?


今後は、小学生はもちろん、地域の方々に向けた防災学習として、このような見学会を開催したいと考えています。ご希望がありましたら、お気軽に農地整備課までご連絡ください!

 

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