みなさまごきげんよう。林務課wです。
今回は、長野市立長沼小学校の子どもたちが「My鉛筆立て」を木工で自作するという情報をお聞きし、お邪魔させていただきました。(さっそく学校長だよりで紹介していただいています)
材料となる直方体の木材は、緑の募金「令和元年台風19号等災害被災地支援事業」により、19号台風で大変な被害のあった長沼小学校へ送られたものです。
(この事業は、「令和元年台風被災を後世に伝え、子どもたちに木の温もりや緑の大切を普及するため、被災小学校、学校、保育園等に木製品の贈呈と記念植樹を行う」という趣旨で実施されています。)
全校児童に1つずつ配られる直方体の木材(ヒノキ、ズギ、ベイマツ)は、なんと特注!!
長沼小学校からすぐ近くにあるWood Energy Company(北信地域材加工事業協同組合)プレカット工場で作っていただきました。
カット前
カット後
木材のサイズは、令和3年7月に米国のギューリックさんから、台風被害復興の願いを込めて長沼小学校へ贈られた青い目の人形「ナオミちゃん」のペン立てがベースになっているんですね~
庁務員の笠原さん(元は大工さん!)から3種類の木の説明がありました。
見た目、手触り、そして「香り」も木材を選ぶうえで大事だと教えていただきました
みなさん真剣に選んでいました
木口の木目で選ぶとベイマツ、良いにおいがするのはヒノキ、という感じでしょうか。
(スギは色がカッコ良いと思うのですが、あまり選ばれていなかったかも??)
木材を選んだら、穴の配置を決めます
2~5個の型(サイコロの目とほぼ同じ)が用意されていて、位置決めが簡単にできるようになっています。
(校長先生も子どもたちといっしょに、熱心に取り組んでいらっしゃいました)
あとはサンドペーパーで、ひたすら磨きまくる!!
みなさん、すごい集中力で自分のペン立てを磨いていました
「1日中これやっていたいかもw」「これだけ磨くと愛着がわく」
「こんなにスベスベになったよ。触ってみて~。」
「(ベイマツの木目を見て)このWiFi、めっちゃ電波強そうww」←筆者はこの子のセンスに限りない可能性を感じましたw
などなど楽しそうに取り組んでいましたね~
順番が来ると、ボール盤で穴をあけます。プロが横について教えてくれるので、安心ですね~
穴をあけた後も、ひたすら磨き続けるべし!!
たしかにに見えるww
磨きあげられたヒノキペン立て。サンドペーパーだけでここまでやるとはッッ!職人レベルですね
すごく大事そうに抱えているのが印象的でした
作業が終わったら木工室(通称:「笠原こうぼう」)をきれいに掃除します
活動全体を通して、細かい指示がなくてもやることを見つけて動ける子どもたちでしたね~
他の学年の子どもたちの活動も見てみたい~
みなさんうれしそうで本当に良かったです
今回は6年生の活動でしたが、みなさん大変熱心に取り組んでくれて、こちらもうれしくなりました
正直に言って、筆者は長沼小学校のファンになりましたね。(子どもたちが育てた美味しいサツマイモまでいただいてしまいました。ありがとうございますww)
みなさんが一生懸命磨いて完成させた「My鉛筆立て」、末永く大切に使ってくださいね~
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