2015.12.04 [ 長野地域の【農業】 ]
「農家から農業経営者を目指すために!」客員教授による特別公開講座
こんにちは。農業大学校のタパです。
11月20日に、山梨県での農業生産法人経営を皮切りに全国的に活躍している田中進氏と公認会計士で農業経営やコンプライアンスまで多方面に詳しい大久保和孝氏のお2人の当校客員教授を講師に、「農家から農業経営者を目指すために!」をメインテーマとして、特別公開講座を開催しました。
第1部、第2部は、それぞれの講師による講演でした。
田中氏は、会社勤めから農業法人を立ち上げて、経営を軌道に乗せてきた経緯とこれからの展望を語るとともに、日常的な作業の中から無駄を減らしていく工夫やリーダーが次のリーダーを育てていく仕組みづくりなどについて、具体的にお話しされました。
大久保氏は、経営の観点から農業に必要なことをさまざまな例を交えてお話しされました。収支計画を立てるといった基本的なことはもちろん、自分の目指す農業の明確なビジョンを示すことの大切さを強調されました。
第3部は、お2人による対談で、会場から寄せられた質問に答えていく形で行われ、後半では、北原県農政部長も参加し、TPP発効後の長野県農業の可能性についての懇談が行われました。
およそ3時間にわたる内容の濃い講座でしたが、お2人とも共通して「人づくり」、「地域づくり」の大切さを強調されていたのが印象に残りました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野地域振興局 総務管理課
TEL:026-234-9500
FAX:026-234-9504