信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

ろもうマンのくねくね日記 その23

ろもうマンのくねくね日記 その23
「様々な種類がございまして・・・の巻」

 平成25年度の最初のくねくね日記の更新にあたり、まずもって、日頃からの長野県の林務行政に対する多大なご理解とご協力に、読者はじめ関係者の皆様方に感謝申し上げます。

 さて、平成25年度も引き続き、林内路網の積極的な整備により、木材生産の効率性を高め、一層の林業、地域振興を図ってまいるわけですが、改めまして、本県の林内路網の整備に関する施策の説明をさせていただきます。
 そもそも、林内路網といっても、様々な種類がございまして、まずは、幹線となる林道についてでございます。いわゆる林道といわれて・・・

 あ・・・申し遅れました。わたくし、ろもうマンです。

 続けます。林道というのは、原則として不特定多数の人が利用する恒久的公共施設で・・・

「ちょい、ちょい、ちょい!」

「なんか変だと思ったら、ろもうマンのブラックな部分が表に出ちゃったブラックろもうマンじゃないか。なんでブラックな部分が表に出ちゃったのかはあえて聞かないけど、このままだとブログの更新が危ういから、かわりにボクが仕切るよ!」

「いきなり話を変えて、少し前に長野県の南端、天龍村に行った時の話をするよ。
ここでは、森林作業道を開設して、さらにその先から架線を使ってヒノキの搬出をしているんだよ。」


「これが森林作業道。路体がしっかり固められていたよ。長持ちしそうだね。ただし、盛土部に現場で発生した丸太などを埋め込んで使用しているけど、いずれは腐るものだから、今後の経過に注意だね。」


「これが森林作業道の途中にある作業ポイント。架線を使って集めた木材はここに一時的にストックして、写真にあるフォワーダという運搬機械(青い機械)で幹線道路まで運ぶんだ。写真の上の方にぶら下がっている赤い機械は、ラジキャリと言われる自走式の搬器で、木材を吊り下げて架線(ワイヤ)上を移動するんだよ。」


「木々の間の隙間にワイヤが通っているのがわかるかな?ヒノキが運ばれるのを待っているね。」


「この現場のように、路網だけでなく架線を合わせて木材搬出システムを構築することで、比較的、山を傷めずに奥地まで木材の搬出が可能になるんだね!

 ただし、

 架線を使ったシステムは、それ自体、手間や時間がかかるシステムだから、架線で運んだ木材を、林道や林業専用道のようなトラックが通行できる幹線道路に直接運びこめるシステムの方が、より効率がよくて理想なんだよね。
今回は、比較的高値がつくヒノキだからいいけど、常に、林業専用道などの幹線道路の検討は重要なんだね!」

「ところで、林道アニキ!

路網整備は大切でしょ!

で、いつやるの!?」

「・・・上半期に7割。」

「・・・またね!」

<本件に関するお問い合わせ先>
林務部信州の木振興課林道係
TEL:026-235-7268
FAX:026-235-7364
メール:ringyo@pref.nagano.lg.jp

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