2017.06.07 [ 林業総合センター ]
台湾から造林技術を学びに来られました
長野県林業総合センターです。
5月24日から26日にかけて長野市で開催された国際ウッドフェア2017には、日本国内に限らず、世界各国から林業関係の方がお見えになっています。5月25日の午後に開催した当センターの研究成果発表会の席にも、海外からお見えになった方が参加されておりました。
国際ウッドフェアに併せて、海外から長野県まで行くのだから、長野県の森も見てみたいとの思いをお持ちの方もおられ、5月26日の午前中に当センターの森林をご案内しました。
今回、お見えになったのは、台湾で植林や下刈りを行っているNGOの代表者と、造林事業を行っている企業の方。普段は台湾中部の山岳地帯で、植栽や下刈りを行っているとのことで、長野県で行っている植林の方法や管理の方法を実際の現場で直接見ながらお話を聞きたいとのことで、小雨が降る中ではありましたが、当センターの森にご案内しました。
43haの面積がある当センターの森の中には、2週間ほど前に行われた林業作業体験講座で植栽した場所がありましたので、こちらに案内しながら私どもが行っている、植栽についてお話しさせていただきました。
今回お見えになった皆様も、普段は林業の現場で苦労されている方のようで、現場に連れていくと目の色を変えながら、矢継ぎ早に多くの質問をいただきました。
今回の参加者の中には、日本語ができる方がおられたので、その方に通訳をしていただくこともありましたが、さすがに矢継ぎ早の質問には対応が難しかったようで、英語や筆談で回答する場面もしばしばでした。
案内役の語学力にかなり不安があるだけに、どこまで伝えることができたのかは最後まで不安なままでしたが、何か参考にしていただけることがあればと思っています。
私としても、時折、台湾での作業写真をスマートフォンで見せていただくことにより、台湾での林業の一端を垣間見ることができましたので、大きな学びとなりました。
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