2016.06.17 [ 林業総合センター ]
ササの花の季節になりました
長野県林業総合センター指導部Kです。
5月の終わりごろから、山の中でササの花が咲いている風景に出会うことがあります。
今年も山を歩いていたら、ササが咲いているのを見かけました。
ササの花?と聞いてもピンとこないかもしれませんが、上の写真が今回見つけたササの花です。ササの間から稲穂のような穂が伸びて、その先にお米のような小さな花が咲いています。
ササの花が咲くのは数十年に一度あるかないかと言われており、ササが咲くと不幸になるとの逸話も聞くことがあるので、ササが咲いたと聞くと、何か良からぬことがおきるのではないか?と心配される向きもあるかと思います。
ところがこの日、ササを見つけた山から車で移動していたら、道の脇で午後の日差しを浴びてキラキラと輝くササを見つけました。
ここでも咲いていた!と車を止めてよく見ると、ここで見られたのはササの花ではなく、ササの実。長さ6mmほどの丸い粒をみると、まるで米粒のようです。しっかり膨れて美味しそうだと思うのは私だけではないらしく、お米の代用品として飢饉の時に食べる食料になっていたとのこと。
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