森と木の家をつなぐ見学会その3「製材所」はこちら
山から伐り出された木を追いかけて、製材所の見学をし、その木を使って建てられたお家の見学です。
と、その前に…
朝からの見学で、時はお昼!
そうです。昼食タイムです♪♪
古民家風の趣たっぷりの「農家レストラン かあちゃん家」(長和町)というお店で新そばをいただきました。
野菜や山菜を使った小鉢4品がついた新そばの定食は、素朴な料理ばかりで心もほっと和みます。
参加者同士が話をする機会もなくここまで来たので、ここではそれぞれ隣の席の方とお話をするなど和気あいあいとした雰囲気で昼食をいただくことができました。
おいしいおそばを堪能した後は、再びバスに乗って移動。
いよいよ、最終目的地である、「木の家」見学です。
お施主さんのご好意での見学会ということもあり、ちょっぴり緊張(^_^;)
上田市にあるY様のお宅は、住宅街にたたずむすっきりした外観のお家でした。
中へ入ると、木の温もりを感じます。
リビングは、太陽光がたっぷり差し込む大きな窓で解放感も抜群。
窓の外にはウッドデッキが続きます。
室内には薪ストーブが置かれていました。
冬でも、これ一台で家じゅう暖かくなるそうです!
リビングに続くキッチンは、大工さんと一緒に作るオリジナルキッチン。
キッチンにも木がふんだんに使われています。
毎日使うキッチンだからこそ、使い勝手が良くて、家族みんなが集まりたくなるような場所にしたいですもんね!
シンプルで居心地の良いキッチン!憧れます♪♪
二階は、オープンなスペースです。
お施主様はまだお子様も小さいということで、オープンな造りになっているとのこと。
こんなお宅なら、きっと子どもものびのびと育つのだろうな…と感じました。
オープンな造りだからこそ、成長に合わせてフレキシブルに手を加えることもできそうです。
歩いて感じたのですが…木の家は足への感覚が柔らかい。
そして、家全体が柔らかく温かみにあふれていました。
決して大きな家ではありませんが、住まう人を包み込んでくれる「懐の大きさ」を感じる住まいでした。
お施主さま、ありがとうございました!
こうして、丸一日かけたバスツアーは終わりました。
参加した方は、すでに様々な知識をお持ちの方もいらっしゃいましたし、建設関係の方もいらっしゃいました。
実際に「山」を所有している方もいらっしゃいました。
山を所有していらっしゃる方は、
「山を持っているが、木が売れない。そして、売れたとしてもどうやって木が流れていくのかもわからなかった。どうせなら、自分の家を自分の山の木を使って建てたいが、どうやったらいいのか、また問題点すらもわからない状態だった。」と苦笑い。
今回参加して「木がどうやって使われていくのかはもちろん、他にも助成金のことなど様々なことがわかりました。これからもっと色々情報収集して家を建てたいです」とお話してくださいました。
「森と木の家をつなぐ見学会」へ参加してみて、初めて山の木がどのようにして家になっていくのかがとてもよくわかりました。
そして、なぜ間伐が大切なのか、そして森を大切にしていくためにはどうすればいいのか、そういったことを、別々のこととしてではなく、一つの大きな流れで考えていくことが大事なのだと感じました。
信州は、森大国。
たくさんの宝物をもっています。この大切な宝物を子どもたちのために少しでも多く残してあげたい。
私も親としてそんなことを考えました。
子どもたちにも森の大切さとその術をもっともっと伝えていかなくては!…そう思ったツアーでした。
木の家の見学は、とても楽しかったので、ぜひぜひまた参加したいです!
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