2015.09.16 [ その他 ]
伐木造材講習を実施しています
チェーンソーの分解整備を出来るだけ丁寧に繰り返し行うことで、徐々に切れるチェーンソーへと変わっていきます。
ここまで準備が整ったところで、この研修の仕上げとして、林業総合センター構内にある立木を実際に伐採してもらいます。
林業では、伐採した木を活用することで初めて商品になります。この研修ではそこまでを意識して、伐採した木の枝を払い、利用するサイズに玉切りして、道まで搬出するところまでを、参加者が協力して実施しています。
この作業を通じて、「チェーンソーの安全な使い方と安全な作業」を参加者に感覚として理解して頂くことを目標としています。
3日間開催される講習の最後は、きちんと理解して頂いたかどうかを判定する「修了テスト」が行われます。
修了テストでは、安全にチェーンソーを使うために最も大切な要点を中心に出題されますので、3日間の研修を良く聞いて頂き、積極的に実習に参加していただければ、修了テストはさほど難しいものではありません。
その後、講習の修了証をお渡しして、解散になります。
チェーンソーによる樹木の伐採技術は、一朝一夕で上手くなるものではありません。刃物の切れ味一つ取ってみても、せっかく研ぎ上げたチェーンソーの刃がすぐに使えなくなってしまうようなこともあるかと思います。
森林整備を行うためにチェーンソーを使う人が、安全で確実な作業を行うためにも、機械の手入れや安全な使用方法を守ることはとても重要なことです。今後も、皆さんの安全を守るために、研修を続けてまいります。
伐木造材講習(労働安全衛生法に基づく特別教育)の申し込み方法は、林業総合センターのホームページをご覧下さい。
開催日程並びに申込み方法を掲載しております。
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林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330