信州森林づくり応援ネットワーク

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【信州「森に通う道」シリーズ】涼を求めて巨木の木陰へ~内の萱のカツラ~(伊那市)

「巨樹・古木」好きの森林政策課のCです。
酷暑の休日、わずかな涼しさを求めて標高の高い沢へ行こうと思いたち、伊那市は小黒川の上流部を訪ねました。
ここは、信州大学農学部の西駒演習林の入口に位置し、西駒(木曽駒ヶ岳)登山口。「桂小場」(かつらこば)と呼ばれる標高約1,300mの場所です。


小黒川の清流が涼風を運んできます。真夏でも日陰はヒンヤリ。

林道右脇に信州大学の演習林の基地となる小屋があります。その昔、貯木場があり、カツラの木もあることから「桂小場」の名が付いたとか。

演習林の小屋より少し下、小黒川の橋の脇に1本の巨木がそびえ立っています。「内の萱のカツラ」と呼ばれるカツラの大木です。
ちょっとした小川に係る木の橋を渡って巨木へと向かうと、根元に祠がまつられ、地元の方々から崇められている樹木であることがうかがえます。
目通り幹周約9m。これまで会ってきたカツラの巨木と少し違うところは、株立ちでなく根元のヒコバエも見られない、普通の単木であること。大枝を広げて周辺の空間を覆っており、まさに御神木といった感じです。


小川を渡ると・・・


「内の萱のカツラ」の全容です。


根元には祠。


迫力ある太い幹。


空間いっぱいに大枝が広がっています。


巨木は車の向こうにありますが、車の前にも、巨木の子孫と思しきカツラの木が・・・。


車の前のカツラ。通常は、こんな感じのヒコバエ、株立ち。

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