2017.07.21 [ 【情報発信】信州「森に通う道」風景 ]
【信州「森に通う道」シリーズ】かつての街道、小川路峠を越えて遠山谷に行ってきました
峠越えですので、ここからは基本的に下りになります。が、下りは遠山谷特有の険しい山道で、石の多いガレ場もあったりして、走って下るには結構手こずります。それでも、かつて街道だっただけに道幅も比較的広く、道に迷うこともなく、一部林道を経由しましたが、無事、旧上村の上町に到着しました。上町まで飯田市街から約30km、標高は約550mまで下りてきました。
遠山谷に到着しましたので、本来ならこれで目的達成!というところですが、しっかりと汗をかきましたので、少し足を伸ばして遠山谷の温泉で汗を流すことにしました。
上町からさらに国道を南下し、南信濃の「かぐらの湯」に到着です。飯田市街から約39kmの道のりでした。いや~、疲れました!
余談ですが、何と、この「かぐらの湯」では加温に地元の木質ペレットを使っています。この日もしっかりとペレットボイラーが動いており、かすかに木を燃やしたような煙の香りがしました。
温泉も、もちろん気持ちよかったですよ!
さて、今回の小川路峠越え、ほぼ丸一日をかけた行程となりました。
私達が普段、当たり前のように使っている自動車や舗装の道路も、長い人間の歴史の中では、ほんのつい最近からのものです。それ以前は、人の足で歩いて移動することが基本だったでしょうし、山に囲まれた信州では山道を越えていくということは、ごく普通のことだったに違いありません。そんな、一昔前の人々の生活や人の流れをあれこれと想像した一日となりました。
皆さんも、お弁当と水筒、そして熊よけの鈴を持って峠越え、してみませんか。
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