2013.05.24 [ 上伊那/森林レポ ]
南箕輪村立南部小学校4年生の野外学習日「きらきらの日」
〈上伊那の森林レポート〉
平成25年5月17日(金)に南箕輪村の大芝高原で、南箕輪村立南部小学校の4年生が野外学習日「きらきらの日」に合わせて、森林体験学習を行いました。
高原内にある村有林での間伐作業と大芝公園のゴミ拾いをした後に、「大芝の湯」での入浴と、森も公園も子どもたちもみんな綺麗になって「きらきら」、ということのようです。
五月晴れの空の下、きらきら光る緑の中、24人、きらきらした表情の子供どもたちが、南箕輪村役場の担当職員から大芝高原の歴史の話を聞いています。
このアカマツの大木やヒノキの森が100年前まで原っぱだったなんて、みんな、初めて聞く話です。当時の校長先生が、将来の子どもたちのためにと住民の方を説得して木を植えたと聞いて、またビックリ!そんな想いのこもった森と知って、大芝高原に、より親しみを感じたようです。
この森にはどんな種類の木があるのかな?ということで、突然始まった「木の名前あてゲーム」!
「アカマツ」「ヒノキ」「カエデ」「コナラ」と書かれたプレートをそれぞれの木に速く正確につけて帰ってきたチームが優勝です。木を間違えずにつけられるかな?
ゲームで木の種類が見分けられるようになったら、いよいよ間伐作業です。上伊那地方事務所の林務課職員から、木の伐り方を教わっています。みんな初めての間伐体験で、とても真剣に聞いています。
森の様子をよく観察して、間伐する木をみんなで決めます。伐る前に、木の年齢を予想しました。「18歳ぐらいかなー?」
伐った木の年輪を数えてみると、なんと40歳!こんなに細い木なのに、「お父さんと同い年!」とビックリ。
枝を払って、幹を玉切りにして、立派な丸太が出来上がった頃には、のこぎりを持つ姿もかなり様になっています。頼もしいですね。
伐った木を材料に、秘密基地づくりや木工作を楽しんだり、作ってきた巣箱を木にかけたりしました。お昼のお弁当を、完成した秘密基地の中で食べている姿が、微笑ましいですね。
作業終了後は、森への感謝の気持ちを込めて、大芝公園の中のゴミ拾い。汗を「大芝の湯」の温泉で洗い流して、きらきらの日は無事終了。来慣れた大芝高原での一味違った体験で、森との距離がぐ~んと近くなったようです。
地域の森を愛する気持ち、これからも、そして、いつまでも持ち続けていってもらいたいですね。
上伊那地方事務所林務課からのレポートでした。
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