信州森林づくり応援ネットワーク

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平成21年度長野県森林づくり県民税の活用(その5)

第5回目となる今回は、「森林づくり推進支援金」について説明します。

地域固有の課題に対応した、森林整備の推進や間伐材の利用促進等を行うための市町村の取組を支援する。

ホームページ(5ページ目参照)掲載されているのですが・・・。

簡単に申しますと

市町村独自の森林整備などへの支援

ということです。

具体的には、地域の実情、固有の課題や住民ニーズに対応した森林づくり関連施策で、森林づくり県民税の趣旨に即した事業で以下のとおりです。

事業主体:市町村

補助率:10/10以内(ハード事業は2/3以内)

事業内容は以下の3つです。
①森林整備の推進
 ・独自の嵩上補助の新設・拡充→公共造林事業(国・県)で実施した間伐等への嵩上げ
 ・鳥獣被害対策(緩衝帯整備等)→緩衝帯整備等
 ・森林病虫害対策(松くい虫対策等)→赤松の枝の処理や公共で対応出来ない被害木の処理
 ・独自の森林整備の取組→竹林整備等
 ・独自の条件整備(集約化等)の取組→測量器具の貸し出し

②間伐材利用の促進
 ・間伐材利活用の取組→チップロード、ベンチ、看板、プランター等の設置
 ・木質バイオマス利活用の取組→治山事業地における薪材の運搬等
 ・間伐材搬出促進の取組→搬出間伐等の講習会開催及び搬出間伐収支調査

③県民参加による森林づくりの促進
 ・森林づくり活動の支援→植樹祭における苗木購入や環境整備等
 ・森林環境教育の取組→森林学習用教材の購入等


緩衝帯整備の事例(施業前と施業後では見通しの差がはっきりとわかります)

平成21年度の実績は表のとおり。
金額の単位は千円です。
(画像をクリック)

要綱及び要領は以下のとおりです。
森林づくり推進支援金事業選定要領
森林づくり推進支援金交付要綱
森林づくり推進支援金事業実施要領

「私も森林を所有していて、是非、森林整備をしたい」と考えている方や「この事業は、難しく理解出来ない」など、気軽に
最寄りの地方事務所 林務課 普及係又は普及林産係にお尋ねください。

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