信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

みんなで支える森林づくり県民会議現地調査

<長野県森林づくり県民税>
 
 先週の16日(金)に、平成20年度から導入されている森林税の使い道などについて、県民の代表の皆様からご意見をいただく「みんなで支える森林づくり県民会議」が行われました。

 本年度2回目の今回は、森林整備などの現場をご覧になったことがない委員さんもいらっしゃるため、松本地方事務所管内で、森林税が活用されている現地にて検討を行うこととしました。

※本題に入る前に、毎回県民会議で行っているツイッターの生中継について、現場の電波状態が悪く、リアルタイムの情報発信ができなかったことを、まずはお詫び申し上げます。face07


 まずはじめに訪れたのは、森林税を活用して森林の集約化を行い、間伐を行った、塩尻市小曽部の現場です。

 周囲の間伐をしていない森林と比べて、林内が明るくなっている状況などを、森林組合の担当者の方の説明を受けながら、直接ご覧いただきました。face02

 委員さんからは、限られた税を使うことに関する地域間の調整や、間伐の強度などについて質問がありました。


 2箇所目は、塩尻市広丘野村保育園です。
 この保育園では、園舎にふんだんに木材が使われているのですが、園舎の新設にあたり支障木となったアカマツを腰壁として有効活用する過程を、伐採、製材、施行に至るまで園児に見学させる「木育活動」に取り組んでいただきました。

 下の写真の委員さんの後ろの窓の下にある腰壁がそのアカマツです。

 本日ご説明をいただいた先生によると、木材は感触が柔らかいため、子ども達の身体にも優しい、とのことでした。face02


 最後の3箇所目は、地域の林業関係者が協定を締結し、地域の木材を安定供給し、有効に活用する取組を支援する「間伐材利用の環モデル事業」に取り組む征矢野建材さんです。

 本日見学させていただいた工場では、アカマツ・ヒノキを利用した接着重ね梁やフローリング材の製造工程をご案内いただき、委員の皆さんはご担当者の方に熱心に質問をされていました。

 この県民会議の他にも、各地方事務所単位で地域会議を、さらには、現在森林税に関する県民アンケートを実施していますが、広く県民の皆様のご意見を伺い、森林税の使い道などに反映させてまいります。

<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林政策課企画係
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330
メール:rinsei@pref.nagano.lg.jp

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