メニュー表。以前は黒板だったが、紙に変更されていた。
レギュラーメニューは基本なく、日ごとのアドリブで料理を作っていると前にシェフから聞いた事がある。
以前と同じ名前の料理を注文したら、材料は基本一緒でも全く違うアレンジの料理が来たことがある。全く侮れない。
情報量が多い、どうしよう選べない。
思考が無に。悟りを開けそうだ。が、少しだけ脳が働く。
「きのこっぽい文字が多いなあ」
バカの感想が出た。
おれ「秋はやっぱりきのこですかね」
シェフ「そうですね」
限りなく情報がない会話に付き合っていただき、それを足掛かりに注文を決めた。
きのこ祭りだ。
ドカン
猿も喜ぶ朝三暮四を朝四つどころか煩悩の数にしたものが来た。
「たくさんの生マッシュルームにトリュフをたくさんぶっかけたやつ」(生マッシュルームのサラダ、トリュフのドレッシング)
ここまで遠慮がないやつは初めて見た。もう少し手心というか、おなか減ったんでもう食べていいですか。
まだサラダですよ?だが、この店のメニューは全てが侮れない。
そしてやはりバカみたいにうまい。
生マッシュルームのシャキシャキとした歯ごたえ、トリュフの濃厚な味と香りで記憶が飛ぶ。
トリュフってこんなにうまいのか。そりゃ収穫で殺し合いも起きるはずだ。
なくなった後の皿をこの場でダイレクトに舐め尽くしたいとどれほど思ったことだろうか。
おっ、都合よくパンがある(自家製)ナイス。
残ったトリュフのドレッシングを皿に光沢が出るまで拭き取った。
この店はパンも熱々でうまいのだ。
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