2020.07.08 [ 林務課 ]
「山地災害」に備えましょう!③
こんにちは!松本地域振興局林務課です。
今回は、毎年多くの被害をもたらす台風に関する情報と、情報収集の際に役立つツールを簡単ですがご紹介したいと思います。
少しマニアックな話も入ってきますので、興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいm(__)m
まず初めに、日本の降水量について、
((一社)日本治山治水協会発行 「山地災害に備える」パンフレットより)
やはり、6月の梅雨から9月の台風シーズンが多くなっていますね。
なんと、年間降水量は1700ミリで世界平均の約2倍だそうです!Σ(゜Д゜)
また、集中豪雨も年々回数が増加しており、局所的な災害が起きやすい環境になってきています。
さて、台風に関してですが、実は、台風と呼ばれるものの定義があるそうで、
簡単ではありますが、熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のものを「台風」と呼ぶそうです。
ちなみに、風速17m/sとなると屋根瓦、屋根葺材がはがれる場合もあるそうですが、実際に接近してくる台風は、さらに風速が強いので注意が必要ですね。
また、台風の勢力は、最大風速で表現する場合が一般的で、使われる用語もそれぞれ異なるそうです。
「強さ」の階級 | 最大風速 |
強い | 33m/s以上 44m/s未満 |
非常に強い | 44m/s以上 54m/s未満 |
猛烈な | 54m/s以上 |
(気象庁HPより抜粋)
また、気象庁が統計しています台風の過去3年間データを見てみますと、発生数が約28個、そのうち関東甲信地方に接近するのは約5個というデータがあります。
今年も、そのくらいの数が接近すると思うと危機感を感じています。
台風の発生数(年間) 日本 |
|
2019年 | 29 |
2018年 | 29 |
2017年 | 27 |
台風の接近数(年間) 関東甲信地方 |
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2019年 | 4 |
2018年 | 6 |
2017年 | 5 |
(気象庁HPより抜粋)
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