来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

昔も今も・・ケモノと闘う (ししどて)

林業総合センター 育林部の ぶらた森 です。

私たちが勤務する林業総合センターでは、今世紀に入ってから、ニホンジカによる食害が発生しています。

普段は時には構内を闊歩しているニホンジカを見かけることもあります。

ニホンジカは、日本古来の野生動物ですから、生息していてもよいのですが、草食動物のため、個体数が多くなると、様々な植物を食べてしまいます。

林業総合センターの構内でも、試験研究のために植えた木を食べられてしまうことも多く、被害を防ぐため、あちこちに防護柵を設置しています。

現在の防護柵

昭和63年に開所した林業総合センターですが、開所当時は、ニホンジカによる被害という話を聞くことがなく、試験を行うために柵で囲うということはしてきませんでした。

しかし、今から150年以上昔の江戸時代には、今と同じように獣による被害に苦しんでおり、住民総出で対策をしていました。

それが、林業総合センターの構内にある猪土手(ししどて)です。

山側からやってくるイノシシやシカなどの獣による被害を防ぐため、等高線方向に溝を掘って谷側に積み上げて土手を作り、土手の上に木で柵を作っていました。

現在一般に活用されている防護柵では、手前に溝を掘ることはしていませんが、写真のように、底から見上げてみれば、2mを超える高さで、柵が立っている姿は、現在の防護柵に通じるものがあります。

ここで紹介させていただいた林業総合センターの猪土手は、一般公開をしていない場所にあるため、通常の立ち入りはご遠慮いただいております。

もし、見学されたいという方は、「森林学習展示館」へ立ち寄っていただき、展示館の職員に一声かけていただくようお願いいたします。

なお、森林学習展示館は、日曜祝日も開館しており、駐車場も完備され、月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)を除く9時から16時までは職員が常駐しています。

〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター 育林部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
E-mail:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

林業総合センター 森林学習展示館
TEL&FAX:0263-88-2035 (展示館直通)

 

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