来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

~猟師さんを見て~

こんにちは!松本地域振興局林務課 どんぐりです。

林務課では狩猟免許試験を今年度3回実施予定です!(先日、第1回の申請受付を終えたところです。)

林務課を訪れる狩猟免許試験申請者は

  • 趣味として狩猟をはじめようとする方
  • 純粋に野生動物や狩猟に興味があって勉強の機会としたい方
  • 田畑を野生動物に荒らされて困っている方

等々、動機は人それぞれです。

 

(そんな私も第一種銃猟免許とわな免許を持っています!)
以前、テレビで視聴した猟師さんの「わな猟」の様子が非常に面白かったので、ここでお話したいと思います。

わな猟では主にイノシシや二ホンジカ等を標的にします。
わなを仕掛ける場所は

  • 1枚の葉っぱについた泥
  • けもの道の足跡や、踏まれた落ち葉の凹み
  • 動物が木の幹になすりつけた泥

等々、ほんの小さな手掛かりをもとに獲物の痕跡を見つけて決定します。(熟練の猟師さんが見ている山林の景色は私たちとは違うようです!)

道具は「くくりわな」が使われていました。くくりわなは地面の下にワイヤーを埋めておき、動物がそこを踏むとワイヤーが足を捉える仕組みです。
動物も匂い等で普段通るけもの道の様子がおかしいと気づくと、そこを避けて通ります。(まさに人間と動物の知恵比べです。)

▼くくりわな

ある日イノシシがわなにかかっているのが見つかりました。相手には牙があるので、かかった獲物を持ち帰るのも細心の注意を払わねばなりません。
持ち帰ったイノシシを指定の処理場で30分程で素早く解体します。放血が上手くいくと臭みが残りません。また、内臓も素早く処理することで美味しく頂くことができます。

手際の良い作業で無駄な部分を出さないよう常に心掛けている姿が印象的でした。
長年の狩猟の経験から得た確かな技術と動物やその命に敬意を表す猟師さんの姿に「かっこいい」の一言です!

 


松本地域振興局林務課では残り2回狩猟免許試験を実施予定です。
ご興味のある方は下記URLをご参照ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/shuryo/oshirase.html

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