商工観光課のヨークマです。
筆者は後厄のため、厄除けで有名な松本市内田の牛伏寺を参拝しました。
金峯山牛伏寺(きんぽうさんごふくじ)といい、真言宗の名刹です。
牛の像にお出迎えしてもらいました
なぜ、牛なのか…。伝承によると、
中国唐時代の玄宗皇帝(げんそうこうてい)が善光寺に経典を納めようとしました。
ところが、経巻(きょうかん)を運んでいた2頭の牛が、本尊十一面観世音菩薩の霊力により、牛伏寺の麓で倒れてしまいました
そこで、経巻は牛伏寺に納められ、力尽きた2頭の牛の霊は供養されました
この言伝えに因んで、牛伏寺と称するようになったようです。
なるほど…だから牛伏寺というのですね
歩き進むと、立派な仁王門が見えてきます。
境内全体で、威厳、厳しさのような何とも表現しがたい雰囲気を感じました。
牛伏寺には、強力な厄除パワーが存在すると確信しました。
観音堂。本尊十一面観世音菩薩は厄除観音として信仰されています。
筆者も厄除観音様の力をお借りして、モヤモヤ渦巻く厄を吹き飛ばしたく御守を購入しました。
安泰に過ごせますように…。
牛伏寺では、一年を通じて毎日ご祈祷を受け付けています。せっかく訪問されたのなら、ご祈祷を受けることをお勧めします
そう書いている筆者は段取りが悪く、できませんでした皆さんは、ご祈祷時間をHP等で確認してからご参拝ください
牛伏寺を後にし、次なる目的地へ向かいました
木立の間から、牛伏寺砂防ダムが見えます。写真ではうまく伝わらないのが残念ですが、深い緑色でした。
周辺には、牛伏川渓流と砂防施設を巡る見学コースが設けられています
四季折々の景色を楽しむことができます
緑豊かな自然の中を進み、辿りついたのがこちら。
重要文化財「牛伏川階段工」です。
幾度もの水害を繰り返してきた牛伏川に、大正7年に完成した砂防施設です。
コンクリートを使用せず、空石積み(石をそのまま積み上げて構造物を作る伝統的な工法)などで作られているのが特徴です。
水路の石積みを階段状のように配置することで流れを緩めています。
技術的、歴史的に高い評価を受け、平成24年7月に重要文化財に指定されました。
散策コースはまだまだ続いていて、次回は渓流のもっと奥まで歩いてみたいと思いました
みなさんも、歩きやすい靴と虫よけなどしっかり準備をして、牛伏寺周辺の美しい景観をお楽しみください
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