来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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松本地域に増殖中!“バラモンジンの仲間”

こんにちは!松本農業農村支援センターAmanita🍄です。

“バラモンジン”とは・・・・? ウルトラ怪獣のようですね(V)o¥o(V)

ここでいう“バラモンジンの仲間”とは、帰化植物の『フトエバラモンギク』のことです。

現在、畑や田んぼの畦畔、空き地、水路脇、駐車場、バスの停留所・・・・ありとあらゆるところで開花中です。

花は朝開き、昼前に閉じてしまいます。

そして巨大な綿毛。憎らしいくらい、やる気満々で生息域を広げているんですね。

さて、20年ちょっと前のことですが、線路沿いの国道で「巨大タンポポみたいな変な花が咲いている!」と、野生植物に詳しい友人に聞いてみました。

すると、「“バラモンジン”の仲間で、松本周辺には紫色の花と黄色の花が咲く2種類がある。根っこは海外で野菜として食べられている。」との答えでした。

今回、改めてネットや手元の古い野菜の本で調べ始めると、似た植物や別名がたくさんあってなんだか複雑・・・ようやく腑に落ちたのは「日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会 2015年増補改訂版)」の解説でした。

これによると、当時は紫花の「バラモンジン」、黄色い花の「バラモンギク」の2種が知られていましたが、その後「バラモンギク」と呼ばれていたグループに花の直下・花茎の先が筆のように太くなる別種が混同されていることが判明。

2003年、日本に帰化しているバラモンジンの仲間―tragopogon属-は3種類ある!ということで新たに「フトエバラモンギク」の和名がついた、との経緯がありました。

いずれもヨーロッパ原産で根が食用になるそうです。

日本に帰化しているバラモンジンの仲間
(PDFダウンロード)

その後、紫花の「バラモンジン」は松本周辺では見かけなくなったようです。「フトエバラモンギク」の一人勝ちです。

これ以上、彼らに占拠されないよう、綿毛が飛ぶ前に刈り取りましょう!

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