来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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辰巳(タツミ)の方位に吉兆あり ~4代、100年続く洋食の老舗は「楽(岳)都」とともに~

林務課のジークフリードです。

突然ですが、かつて時刻や方位は干支(子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)…)で表していました。

0時が「子の刻(ねのこく)」、北が「子の方位」となるのですが、12支を現在の24時間制や8方位(東西南北とその中間の方位(北東など)を合わせた)に当てはめると微妙に数が合わないですよね。

そこで、時間であれば1刻(2時間)を30分単位で4つの「時(とき)」に細分し、皆さんの大嫌いな幽霊が出る時間を「丑三つ時(うしみつどき)」(午前2時30分)のように表し、方位であれば「辰の方位」(東南東)と「巳の方位」(南南東)の中間の「南東」を「辰巳(たつみ)の方位」(「巽」とも)と表していました。

ちなみに風水に詳しい方ならば、「辰巳」の方位は「陽門」といわれる吉方位であることをご承知のことでしょう。そのためか、お城の南東の方角に位置する町の地名に「たつみ」と付けることが多く、現在でも城下町を中心に全国にその地名が残っています。

中でも東京都江東区の辰巳(深川界隈)は、地名だけではなく、「辰巳芸者」(木場の気の荒い衆を相手にするので気風がいいのが特徴)などと仇な名前も残しています。ここも江戸城の南東に位置することから付いた町名です。

マクラはこの位にして、JR松本駅お城口から徒歩2分、「洋食の街松本」を代表する老舗、4代、100年続く「タツミ亭」さんに行ってきました。

重厚でお洒落なお店の佇まいで、知らずに入ることを躊躇してしまいそうですが、ガラスのショーウインドに飾られている料理のサンプルが懐かしい洋食屋さんの雰囲気を醸し出しているので、これを見て皆さん安心して入店していくようです。

入店すると、最初に私たちを出迎えてくれるのが、松本で金工職人として多くの作品を残している飯野歌之助さんのランプシェード。流石、民藝の街ですね。各テーブルの上にも素敵なランプシェードが輝いています。

「これも飯野さんの作品だよ。」と4代目社長さんから紹介されたのが、このワインクーラー台。台の表面にはワインのコルクが敷き詰められ、台のサイドには葡萄とタツミ亭さんの名前が彫られています。

窓際と壁際の座席は、半円形のテーブルを半円形に囲んでソファーが配置されています。どの席にも美しいランプシェードが。

先ずは、自分の血糖値と相談して血糖値を上げない飲料に。クラッシュアイスがよく効いています。

タコのカルパッチョ。バジルとビネガーソースの相性が抜群です。

このお店は、松本で初めてビーフステーキを出した店(入口のこの看板は、お店の改装前から使っていた歴史のあるもののようです)だそうですが、以前にいただいたことがあるので、今日はバルサミコ酢を使った若鳥のソテェを選びました。

熱した鉄板に若鳥が3枚、赤い飲み物か白い飲み物か迷いましたが、今回は赤に。(ボトルで頼めば飯野さんのワインクーラー台で運んでくれたのかな?人間ドックの検査項目にγ-GTPがなければいいのに。)

言い古された表現ですが、皮をパリッと身はジューシーに基本に忠実に調理され、バルサミコの甘味と酸味が程よく利かされているから、一枚に赤いグラスを1杯、一皿で3杯はいけます。

そのほか、あれも食べたい、これも食べたいという優柔不断な人に向けたステーキとハンバーグ、ハンバーグとエビフライといったコンビメニュー、ステーキやハンバーグをパスタに乗せた欲張りなメニューもあります。

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