2024.08.22 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「新潟県のガソリンスタンドで給油をしました」
こんにちは!計量女子です。
他都道府県に比べて若干短いことで有名な長野県の夏休みもそろそろ終わりですが、そんな短い夏休みの合間を縫って新潟県某所で行われたオープンキャンパスに計量高校生を連れていきました。
(オープンキャンパスへ行く途中で立ち寄った米山SA下りで見た日本海←3週間ぶり2回目)
(このラッピングバスの元ネタの漫画が分かる方はアラフィフ以上です)
(´-`).。oO(J1か…)
さて、県外に出るといつも驚かされるのがガソリン小売価格。
(一財)日本エネルギー経済研究所 石油情報センターが調査した都道府県別石油製品価格を資源エネルギー庁が毎週水曜日に公表していますが、8月15日発表の数字を見ても長野県内のガソリン小売価格平均はレギュラーとハイオクで全国1位(軽油は全国3位)とかなり高い数字です。
資源エネルギー庁 給油所小売価格調査
(新しいウインドウで外部サイトが開きます。)
計量女子の車は満タンにするとレギュラーガソリンが27リットル入りますが、長野より新潟で給油したほうが断然安いので、行く時は満タンで出かけて帰りに減った分だけ給油します。
新潟県内のごく一般的なガソリンスタンドは、レギュラー1リットル159円(税込)。
長野県内にこの値段で給油できるスタンドはないので、県境近くにお住まいの方が越県して給油に行くというのも納得です。
このように都道府県で異なるガソリン小売価格ですが、ガソリン給油機(自動車等給油メーター)の検定は全国どこでも同じ内容で各都道府県の計量検定所か民間の指定検定機関が実施しています。
自動車等給油メーターは有効期限が「7年」と決められていて、期限到来前に修理した上で検定に合格したものでなければ引き続き営業(取引・証明)に使用することはできないため、検定合格後は有効期限を示す検定証印や有効期限ステッカーを貼付して次回の検定漏れがないようにしています。
検定証印は計量法で決められたものなので全国どこでも同じ表示ですが、有効期限ステッカーは消費者やガソリンスタンドの管理者に分かりやすく有効期限を伝えるものであり貼ることに特に決まりがないため、各都道府県で色々と工夫して目立つようなものを作っています。
長野県の有効期限ステッカーは、「ナ」の字を象ったお馴染みの県章が県名の頭に付いた銀色の目立つデザインです。
新潟県のステッカーも銀色で、シンボルマーク(日本海大交流時代の拠点である新潟県の美しい文化や情報が世界に拡がっていく国際性・積極性を表現したものだそうです)が右下に表示されたもの。
ちなみに写真では月を示すシールが剥がれてしまっていますが…
検定証印に2028.4の表示と証印マークが付されていましたので、この自動車等給油メーターは2021年4月に新潟県計量検定所が検定を実施して合格したメーターだということが分かりました。
この証印を見て、計量女子も安心して給油ができました。
長野県のガソリン価格は高いですが、皆さんが正確な量を給油できるよう長野県計量検定所の職員が県内のガソリンスタンドを回って検定をしていますので、これからも安心してガソリンスタンドをご利用ください。
笑顔ある暮らしのために くまなく計量
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