商工観光課では、地域の小学生の科学技術に対する関心を高め、理解を深めていただくことを目的に、株式会社アズミ村田製作所様(安曇野市)のご協力のもと7月25日(金)に第17回となる「夏休みおもしろ技術と子どものふれあい教室」を開催しました。
参加対象者は小学校4年生から6年生と保護者の方々で、応募者の中から抽選で午前の部、午後の部と合わせ39組85名(保護者含む)と多くの子ども達に参加いただきました。
会場の都合上、参加者数に制限をかけさせていただいており、本年度も抽選となる申込者多数の大盛況でした。
今年度落選してしまった皆様、来年の応募をお待ちしております。
この教室では、工場見学、「ムラタセイサク君Ⓡ」の走行見学、ライントレースカーの製作を行いました。
(今年度は「ムラタセイコちゃんⓇ」は出張中で不在でした・・・)
株式会社アズミ村田製作所様は、村田製作所のグループ企業として、電子機器のノイズを除去するEMI除去フィルタのうち、「チップフェライトビーズ」の生産を担っております。
1mm程度から米粒大の非常に小さな製品で、私たちの生活の中で様々な電子機器に数多く使われており、無くてはならない製品を生産しています。
まず、株式会社アズミ村田製作所様が何をしている会社なのか?何をつくっている会社なのか?を知るための工場見学です。
少人数毎に分かれ、社員の方々のご案内により、丁寧な説明とともに製造現場を見学させていただきました。
工場見学の後は、「ムラタセイサク君Ⓡ」の走行見学です。
ジャイロセンサによる傾き検知、円盤回転による傾き制御等々、非常に繊細な技術を搭載し、停止状態でもバランスを保っています。
まるで、ストッパーで固定されている様に見えるので、子ども達も驚愕です!
コントローラを使って「ムラタセイサク君Ⓡ」を前後させる体験もさせていただき、子ども達の目が輝きっぱなしでした!
本教室のメインである、ライントレースカーの製作です。
ライントレースカーは、赤外線センサで白黒を判断し、左右輪のモータを制御することによりライン上を走る仕組みになっています。
小学生でも安心して製作できるよう、社員の方々による作業説明やサポートをいただき、はんだごてを使う本格的な作業です。
参加いただいた子ども達の大半は、初めてのはんだ付けだったと思いますが、怪我無く、真剣な眼差しでモノづくりに取り組んでいました。
完成後は、大きな紙に、子ども達が思い思いのラインや絵を描き、ライントレースカーを走らせました。
どれくらいの太さなら良いのか?どれくらい複雑でも走るのか?
楽しそうに、モノづくりの大切なプロセス「トライ&エラー」を行い、検証を繰り返していました!
プラモデルよりTVゲームなど、モノづくりに接する機会が少なくなった昨今。
子ども達にとって、貴重な体験になったと思います。
子ども達の未来の選択肢に、きっとエンジニアが入るような、楽しい時間を過ごして貰えたかな?と思います。
未来のエンジニアを増やすため、また来年も開催できるよう努めて行きたいです!!
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