みなさんこんにちは。企画振興課のBです。
メディアガーデン近くのいつも通る道で何かを見つけ、ふと足を止めると、そこには・・・
「牛つなぎ石(松本市中央2丁目)」がありました。
そもそも「牛つなぎ石」とありますが、牛をつなぐものではありません。道祖神です。
信州が武田信玄の支配下にあった時代に、南からの塩の道を今川、北条に断たれ窮地の際、敵であった上杉謙信から信玄へ塩を送り届けた時に、到着した場所で牛を石につないだとされています。(「敵に塩を送る」の語源と言われています)
この道祖神は、城下町の道路整備の際、本町と伊勢町が交わる辻に「市辻(いちのつじ)」から移されたものです。
同じ「市辻」から「市神((いちがみ(えびす様))」も移され、その辻で正月10、11日に塩が売られ、そこから「塩市」が始まったそうです。
明治の末頃になって、塩が国の専売となったため、塩の入った俵の形をした飴を神様にそなえたり、縁起物としてその飴やダルマを売ったことから、名称が「飴市」に変わったそうです。
歴史ある松本市で、何気なくいつも歩く道に驚くようなものがあるかもしれません。
たまには、周りを観察しながら市内を歩いてみませんか?
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