来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

いつも通る道にあった「牛つなぎ石」って?

みなさんこんにちは。企画振興課のBです。
メディアガーデン近くのいつも通る道で何かを見つけ、ふと足を止めると、そこには・・・

牛つなぎ石(松本市中央2丁目)」がありました。

そもそも「牛つなぎ石」とありますが、牛をつなぐものではありません。道祖神です。

信州が武田信玄の支配下にあった時代に、南からの塩の道を今川、北条に断たれ窮地の際、敵であった上杉謙信から信玄へ塩を送り届けた時に、到着した場所で牛を石につないだとされています。(「敵に塩を送る」の語源と言われています)

この道祖神は、城下町の道路整備の際、本町と伊勢町が交わる辻に「市辻(いちのつじ)」から移されたものです。
同じ「市辻」から「市神((いちがみ(えびす様))」も移され、その辻で正月10、11日に塩が売られ、そこから「塩市」が始まったそうです。
明治の末頃になって、塩が国の専売となったため、塩の入った俵の形をした飴を神様にそなえたり、縁起物としてその飴やダルマを売ったことから、名称が「飴市」に変わったそうです。

歴史ある松本市で、何気なくいつも歩く道に驚くようなものがあるかもしれません。
たまには、周りを観察しながら市内を歩いてみませんか?

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