楽園信州

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<VOL.236>I♥信州(あいラブしんしゅう)

I♥信州(あいラブしんしゅう)
清らかな水は“いのち”の源(2)

「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。


((C)南信州新聞社2013)

第14回目のI♥信州は、2013年3月に東京の多摩ニュータウンから下伊那郡阿智村・清内路地区に移住された二川泰明さん・文香さんご夫妻にお話をお聞きしました。

前編では、二川さんご夫妻が、阿智村・清内路に移住されるまでの経緯をお聞きしました。
◆前編はこちら

後編では、二川さんご夫妻が丹精込めて作る天然酵母のパンのこだわりや、現在阿智村で取り組んでいるプロジェクト、移住を考えている方へのメッセージなどをご紹介します。


■美味しい水は酵母にも人にもやさしい

「食の安全」を求めて、阿智村・清内路へと移住を決めた二川さんご夫妻。
現在は、「清内路健康の森」内で“からだにやさしいパンとおやつ”をコンセプトに、天然酵母を使用したパンやお菓子作りをしています。

二川さんご夫妻が作るパンのこだわりは、なんといっても「水」!
阿智村・清内路には、「清内路 一番清水」という清水が流れています。
飯田地方と木曽地方を結ぶ古くからの街道(現在は国道256号線)沿いに湧き出る清水は、長野県環境部で選定している「信州の名水・秘水」に南信州地域(長野県南部)では唯一選定されています。(2010年現在)
硬度13mg/lの超軟水は、雑味がなく、一般的な軟水よりもやわらかい水なので、口当たりがとてもまろやか。
地元のみなさんのみならず、岐阜県など清内路近辺の他県からわざわざ汲みに訪れるという方もいるほどの人気です。
この「清内路 一番清水」を使った二川さんのパンは、焼き上がりもとてもふっくらとしたものが出来上がり、格別の旨味を引き出しています。


阿智村・清内路で古くから人々のいのちの源として親しまれている水、
「清内路 一番清水」

パンをふくらませる役目をする酵母も、二川さんご夫妻の手作り。
オーガニックレーズンから起こしたレーズン酵母や、季節の果物・野草などから天然酵母を作り、日を追うごとに味わいが変化する、深味のあるパンを作っています。
天然酵母と工業用イーストとの一番の違いは、焼きあがった後も酵母が生き続けるというところ。
自家製酵母は、その日の天気・湿度などにより味が違ってしまうため、大量生産が難しく、パンの量も多くは作れないところがありますが、その分、ひとつひとつのパンに、二川さんご夫妻の愛情がたっぷりと込められています。

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