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<最終号>“しあわせ”発見~信州巡り~

“しあわせ”発見~信州巡り~
~北陸新幹線飯山駅が開業 つながろう北信州!~(2)

みなさん、こんにちは!
楽園信州・“しあわせ”発見~信州巡り~、ナビゲーターのリンダです☆

(四季・自然)・(味)・(技)・(生活・文化)

の4つのテーマをもとに、長野県内各地域の魅力をご紹介している『“しあわせ”発見~信州巡り~』。

長野県内10地域を北から南まで各地域ごとにご紹介してきたこのコーナーも、今回で最後の地域となります。
最後を飾る第10回目の地域は、北信地域です!
前編では、4月中旬頃まで楽しめるウィンターアクティビティ、スノーシュートレッキングや芽吹きの春を告げる福寿草、また山菜を使った北信地域の蕎麦をご紹介しました。
★前編はコチラ

後編では、素朴で可愛らしい土びなや、信州最北の地・栄村の伝統工芸品、また北陸~信州~東京を繋ぐ北陸新幹線をご紹介します。


<土の温もりと作り手の温もりを感じられる「土びな」>

先週あたりからようやく春らしい雰囲気になってきました。日中のあたたかさや、暗くなる時間が少し遅くなったり…と信州にも少し遅れて芽吹きの足音が近づいています。

最後にご紹介する信州の技は、ひな人形。人形といっても土から作られる「土人形」です。

北信地域の中野市は「土人形の里」として知られ、地元では古くから「土びな」と呼び親しまれてきました。
ひとくくりに「土びな」といっても、実は二種類の流派があります。
ひとつは京都・伏見から伝わった奈良家が制作する「中野人形」と、もうひとつは愛知・三河から伝わった西原家が制作する「立ヶ花人形」。

「中野人形」の方は少し小さめで、七福神や動物などかわいらしい題材のものが多く、「立ヶ花人形」は歌舞伎の場面を表したものが多いため、背丈も大きいものが多いことが特長。
どちらも同じ土人形ですが、見比べてみると一目瞭然です。
ころんと丸みのある土びなは見ているだけでも癒されますし、凛と立つ土びなには、気持ちをシャンとさせられるような雰囲気があります。しかし、素材が「土」なのでどこか温もりも感じられる不思議な人形です。

 
写真左:中野人形 写真右:立ヶ花人形
(写真提供:中野市役所経済部 商工観光課観光係)


(テレビ信州)

中野市では、4月1日まで「「第12回まちかど土びな展」を開催しています。また3月31日~4月1日までは「中野ひな市」も合わせて開催されます。
この期間は、中心市街地の店先に貴重な土人形が展示され、まるで土びなの博物館になったかのように、至るところで様々な土びなを見ることが出来ます。
ひな市では、展示即売会もありますので、お気に入りの土びなを探してみてはいかがでしょうか?

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