楽園信州

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<VOL.236>I♥信州(あいラブしんしゅう)

もうひとつのこだわりは地元の食材を使うということ。
長野県内でも、伝統野菜が多い阿智村・清内路は、おもしろい食材の宝庫!
「清内路かぼちゃ」「清内路きゅうり」「あかね大根」「清内路みょうが」…など、美味しい水と新鮮な食材を使ったパンは、地元の方や観光客の方にも人気です。
また、村内にある老舗お豆腐屋さんの豆乳で作ったシフォンケーキや、スコーンなどのお菓子も人気商品。二川さんご夫妻と同じく、「食の安全」を意識した子育て世代の方から絶大な信頼を得ています。


耕紡工房のからだにやさしい天然酵母パン!
(写真提供:耕紡工房)

また二川さんご夫妻は、阿智村の地域おこしグループ「南信州もったいないプロジェクト」が作った駆除のために捕獲したシカ肉を使ったソーセージで新しい阿智村の名物を作れないかということで声がかかり、天然酵母パンとシカ肉ソーセージをコラボした、耕紡工房特製の「あちホットドック」が誕生しました。

プロジェクトでは、これから村内の耕作放棄地で小麦を作るという試みもあるんだとか!
パン生地から具材まですべて阿智村産のホットドッグが出来上がる日も近いかもしれません。

■清内路は大きな家族!地域で見守る子育て

美味しい水と綺麗な空気、山に囲まれた阿智村・清内路に生活環境を移したことで、二川さんご夫妻のお子さんにも変化がありました。

泰明さん:「子供の人数が少ないというのがあるので、先生の目が行き届くところが良いですね。
一人一人にスポットライトがあたるというか…何かあれば先生も気づくと思うので、そういう意味では贅沢ですよね。東京にいるときは、あまり前に出たがらない子だったのですが、しっかりと自分の意見を発言するようになったと思います。」

文香さん:「東京にいる間は、他の子供たちとの関係が希薄だったんですよね。横のつながりだけで、縦のつながりはあまりなかったんです。でも阿智村は、年齢が上の子から下の子まで、縦割りの中に子供たちがいて、みんなで一緒に過ごしてるところが安心感があるのかな、と子供たちの様子を見ていて感じます。こちらに来てから、家族みんなでごはんを食べるようになりましたし、家族が一緒にいる時間が増えたんです。毎日楽しそうにしているので良かったなと思います。」


山に囲まれた花里、阿智村・清内路では村民が一つの大家族のよう。
自然の中で子どもたちは伸び伸びと育ちます。

さらに、お子さんがいることで、地元の方とのコミュニケーションのきっかけにもなったと二川さんは話します。

泰明さん:「子供がいると、地元の方みんなで見てくれるというか、地域全体で子供を育ててもらえているような感覚はあります。まだ、パン屋の方がバタバタとしているので、地元のみなさんへご挨拶に伺えてないのがちょっと申し訳ないのですが、落ち着いたところで、地元の行事や仕事にも関わっていきたいと思っています。」

■信州へ移住を考えている方へのメッセージ

最後に、二川さんご夫妻から移住を考えている方へのメッセージをお聞きしました。


パンの焼き上がりを見つめる目は
真剣そのもの
(写真提供:耕紡工房)

泰明さん:「みなさん理想を持ってらっしゃると思うのですが、その中で仕事のこととか悩みがいろいろとあると思います。
よく考えて来てほしい…と思う反面、思い切って来てほしいというのもありますね。
ただ悶々と悩んでいるだけだと来られないと思うので、一回移住を考えているところに行って見て、フィーリングが合うなと思えば、決めても良いんじゃないかな。そういう感覚を大事にするのもいいかなと。あとは…清内路においでよ!ってことですね(笑)」

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