2009.06.11 [■四季彩だより~信濃の国から~]
Vol.44■読まなきゃチョーソン市町村 光前寺
6月に入り、すっきりしないお天気が続いています。
お出掛けするのも億劫なこの時期にこそ、ぜひお出掛けしたいスポット、駒ヶ根市の「光前寺」を紹介します。
光前寺は、伊那七福神のひとつにその名を連ねる、由緒正しい天台宗の寺院。
春はしだれ桜、夏は杉の香り、秋は紅葉、冬は水墨画のような雪景色と、四季折々さまざまな表情が楽しめます。
また、霊犬早太郎(はやたろう)伝説の寺としても有名。
その昔、光前寺で飼われていた山犬の早太郎が、その強さを買われて遠州府中(現在の静岡県磐田市)で大暴れしていた怪物を退治し、村に平和をもたらしたとの言い伝えがあります。
光前寺本堂脇には早太郎が眠るお墓があり、武勇伝にあやかろうと今でも訪れる人が絶えません。
光前寺は、来年、開創1150年の節目の年を迎えると共に、7年に一度の御開帳の年でもあります。
この2つの節目を記念し、来年は開創1150年祭と春・秋に御開帳が開催されます。
現在、境内では石垣の間に「光苔」を見ることができます。
苔は湿気を好むので、梅雨である今の季節は最も輝きが増すとか。
今の時期、しっとりとした雰囲気の光前寺を訪れてみてはいかがでしょうか。
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