2013.08.08 [■就航地情報]
<VOL.235>北海道のたからもの「宗谷丘陵の周氷河地形」
青空に沸き立つ入道雲を「ああ夏だなぁ~」と眺めていると、みるみる空は雨雲に覆われ、風が吹いてきたかと思うと“ピカッ!ゴロゴロゴロ”と雷が鳴り始めて雨模様に・・・
夕立の後に吹く風に一時の涼しさを感じる・・・日本の夏っていいですよね!
さて、今回の北海道情報は、氷河が造りだした壮大な造形美の紹介です。
氷河が描いた壮大な造形美「宗谷丘陵の周氷河地形(稚内市)
北海道の北に、まるでヨーロッパのような風景が広がる丘陵地があります。
「日本離れした風景」。旅行者はもとより、北海道人も驚く壮大な景観が続く宗谷丘陵は、約1万年前まで続いた氷河期の寒冷な気候のもと、地盤の凍結と融解の繰り返しによって土がゆっくりと動くことでつくられた周氷河地形と呼ばれるものです。
(独特の地形が広がる宗谷丘陵)
丘陵上の道路をたどると緩やかな緑の起伏が広がり、上空から見ると谷が樹枝状に伸びているようすがよくわかります。
周氷河地形は北海道に広く分布していますが、宗谷丘陵では大正年間に起きた山火事のために、その独特な地形が際立っています。
(宗谷黒牛がのどかに草をはむ)
日本最北端のこの丘陵地では、夏季には豊かな自然の中で健康な黒牛が放牧される様子を見ることができます。また、緑のカーペットを敷き詰めたような美しい景観の中を楽しみながら歩く「フットパス」のコースも整備され、50基以上の風車が立ち並ぶ壮大な景観など10数カ所のビューポイントから大自然を満喫することができます。
その昔、自然がつくり出した壮大な「造形美」を、ゆっくりと自分の足で体験してみるのも良いかもしれませんね。
◆稚内フットパスウェブサイト
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