是より木曽路 遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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おかえりモリ~ICT活用工事って何?~

こんにちは。林務課治山林道係のトミーです。

皆さん、山の工事でも、ICT活用工事の導入が進んでいることを知っていますか?

今回は、私が担当している工事現場の、ICT活用工事について紹介します。

(まず、渓間工事ってなんだ??)

このような看板を見たことがある方もいるかもしれませんが、渓間工事とは、荒廃した渓流を安定化、または荒廃を防止し、森林の保全・下流への土砂流出を防止するためにする工事です。(詳しくは教えて!ちさんマン!(長野県HP)へ)

今回は、木曽郡南木曽町にて、谷止工を施工する工事となります。

 

工事をはじめる際、施工業者はまずは発注図と現場があっているかを確認するため、起工測量を行います。

通常はトータルステーションで測量を行いますが、今回の現場ではOWL(アウル)という地上型簡易レーザ計測器を使用して3次元測量を行いました。(ちなみに、この機械は朝ドラ「おかえりモネ」にも登場しましたよ!)

(1つめがトータルステーション、2つめが地上型簡易レーザ計測器。2つめの方が持ち運びしやすそう)

(地上型簡易レーザ計測器によって取得できるデータ 丸く浮いているのは木のデータ)

3次元測量をすることにより、施工箇所の詳細な地形が分かり、完成形が想像しやすくなりました。この段階で、構造物の形状変更を相談することもできました。

↑白い点群が地上型簡易レーザ計測器で取得した現在の地形、真ん中にあるのが施工予定の谷止工、が土砂を掘削する際のラインです。

 

その後、渓流の水処理などが終われば、いよいよ地山の掘削です。今回は、ICT建設機械の、マシンガイダンス(MG)というシステムを搭載したバックホウを操作していました。マシンガイダンスとは何でしょうか?

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