2021.10.15 [ その他 ]
おかえりモリ~ICT活用工事って何?~
こんにちは。林務課治山林道係のトミーです。
皆さん、山の工事でも、ICT活用工事の導入が進んでいることを知っていますか?
今回は、私が担当している工事現場の、ICT活用工事について紹介します。
このような看板を見たことがある方もいるかもしれませんが、渓間工事とは、荒廃した渓流を安定化、または荒廃を防止し、森林の保全・下流への土砂流出を防止するためにする工事です。(詳しくは教えて!ちさんマン!(長野県HP)へ)
今回は、木曽郡南木曽町にて、谷止工を施工する工事となります。
工事をはじめる際、施工業者はまずは発注図と現場があっているかを確認するため、起工測量を行います。
通常はトータルステーションで測量を行いますが、今回の現場ではOWL(アウル)という地上型簡易レーザ計測器を使用して3次元測量を行いました。(ちなみに、この機械は朝ドラ「おかえりモネ」にも登場しましたよ!)
(1つめがトータルステーション、2つめが地上型簡易レーザ計測器。2つめの方が持ち運びしやすそう)
3次元測量をすることにより、施工箇所の詳細な地形が分かり、完成形が想像しやすくなりました。この段階で、構造物の形状変更を相談することもできました。
↑白い点群が地上型簡易レーザ計測器で取得した現在の地形、真ん中にあるのが施工予定の谷止工、緑が土砂を掘削する際のラインです。
その後、渓流の水処理などが終われば、いよいよ地山の掘削です。今回は、ICT建設機械の、マシンガイダンス(MG)というシステムを搭載したバックホウを操作していました。マシンガイダンスとは何でしょうか?
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
木曽地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0264-25-2211
FAX:0264-23-2583