2021.10.15 [ その他 ]
おかえりモリ~ICT活用工事って何?~
3Dデータの、地山掘削ライン(緑色)をタブレットに読み込みます。バックホウは、自動追尾式トータルステーションにより位置を確認します。バックホウのアームに取り付けられた4つのセンサーにより、バックホウの今の姿勢・アームの位置を取得することができ、それをタブレットに表示させます。
(自動追尾式トータルステーションがバックホウを追っています)
これで、オペレーターはバックホウの爪先と掘削する位置がわかるため、バックホウに乗ったまま「「どの方向で、どの深さまで」」掘れば良いのかを把握することができます。
オペレーターは、上の写真にあるようなタブレットで、バックホウの動きや掘削ラインを確認しながら掘削していました。
これまではオペレーターが丁張(ちょうはり;掘削ラインの目印)を確認し、時には別の作業員が掘削勾配を確認する必要がありました。また、深く掘りすぎないように、一度作業を止めて掘削の深さを測量して確認する必要がありましたが、マシンガイダンス(MG)によりオペレーターだけで正確に・速く掘削できるというのは画期的です。
今後、山の現場でもこのようにICT施工をすることにより、危険な作業の回避、生産性の向上などにつながると思いました。
(協力していただいた(有)源次商店さん、ありがとうございました)
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