木曽地域振興局林務課のMです。台風接近のニュースが聞こえてくるようになり、そろそろきのこのシーズンとソワソワされている方もいらっしゃると思います。
きのこの採れる山はクマの住んでいる場所でもあり、これからの時期はクマが冬眠に向け、ドングリなどの食べ物を探して広い範囲を動く時期になります。
安全に山を楽しむために以下のことに注意しましょう。
1 クマがいると思って行動しましょう
山中はクマの生息地で、特に「明け方」と「夕方」はクマの活動が活発な時間帯になります。
山に入る際は、鈴、ラジオ等を携帯して、音を出しながら行動しましょう。
きのこ採りの場合、視線が地面に向いて視野が狭くなる上、人の動きも小さくなってクマ鈴などが鳴らないことがあり、クマに気付かず遭遇する可能性が高くなります。
きのこに夢中になりすぎず、周囲に十分気をつけましょう。
2 子グマを見かけたら、そのままそっと立ち去りましょう
郡内では、親子グマや、親と別れた直後の子グマが目撃されています。
親子グマの場合、母グマは、子グマを守るために人に向かってくることがあります。子犬の大きさくらいの子グマを見かけたら、母グマが近くにいると考え、クマから目を離さずにその場を離れましょう。
たとえ子グマだけであっても、東北地方などでは事故が発生していますので、絶対に近づかないようにしましょう。
クマの足跡や立木に残された爪跡、新しいフンなどのクマの痕跡をみつけたら、周囲に注意して引き返しましょう。
3 クマを近づけないように行動しましょう。
クマが人の食べ物の味を覚えると、集落や山での作業中に置いた荷物等に近づいてくる原因になります。弁当の食べ残しやジュースの空き缶などはかならず家に持ち帰りましょう。
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