2017.02.23 [ 自然・名水・秘境 ]
ひのきの森の癒やし効果~森林の力で心も体もリフレッシュ!
みなさん、こんにちは~! 会計センターのサイクリストKです。
日本遺産「木曽路」、その木曽の歴史を支えてきた重要な資源「木曽ひのき」の話題を続けます。
前回、木曽ひのきの木製品「ククサ」について紹介しましたが、今回は、木製品の材料が育った「ひのきの森」の紹介です。
こちらは、上松町の「赤沢自然休養林」で見上げた木曽ヒノキの大木です。真っ直ぐに天に向かって聳える姿が、なんとも頼もしいです!
11月の初旬、普段は入れない赤沢自然休養林内の「学術研究路」を、木曽森林管理署の皆さまにご案内していただく機会があり、森林浴発祥の地で「森林セラピー体験」をしてきました。
まずは、「セラピー体験館」で、赤沢自然休養林についてのお話を聞いて、その後、参加者全員で「ストレスチェック」の準備をします。
「ストレスマーカー」というものを一定時間咥えて、唾液中のアミラーゼを計測・・・。唾液アミラーゼの数値で、ストレス度の計測を行うことが出来るのだそうです。散策前の数値を書きこんだら、出発です。
スタートは木曽森林鉄道の終点「丸山渡停車場」です。廃線敷を利用した遊歩道を歩き、やがて山道に入ります。
「千本立天然林」に到着。川の対岸に並ぶ、大きな「ヒノキ」の林がお見事です。300~400年前にほとんどの木が伐り出された後、わずかに残ったヒノキから種が落ちて、このヒノキの林が出来上がったそうです。
続いて、こちらが「奥千本」と呼ばれるヒノキの美林です。かつてこの一帯は伊勢神宮御造営用材の供給林(神宮備林)として管理されていたそうで、大樹が何本も見られます。
樹齢300年以上の大木の迫力に、地方事務所の増田所長さんもニッコリ・・・。自分は大樹に抱きついてみました!(笑)
こちらは木曽五木「アスナロ」の母樹。周囲には大小のアスナロが母樹を取り囲むようにたくさん生えています。
実は、こうやって表示があるので樹種がわかるのですが、ヒノキ・サワラ・アスナロと、どれもよく似ているので、教えてもらわないと見分けがつきません。
こちらは「強度伐採跡」・・・。140年ほど前、一度にたくさんの木が伐られた場所ということですが、未だに多くの切り株が残っていることに驚きです。
この日、何本も見かけましたが、根が地面から浮いている木があります。浮き根と呼ぶのでしょうか・・・。これは枯れ木の上に種がこぼれて、そのまま成長したものだそうで、枯れ木が朽ちたことによって空洞が出来ているのです。天然林らしい出来事ですね。
同行した環境課のS氏が木を叩いています・・・。何をしているかというと、木を叩いて音を確認しているのです。大木の中には、中が空洞化しているものもあるそうで、叩いてみるとわかるとか・・・。わかったかな?(笑)
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