2017.12.15 [ その他 ]
林務課の日常⑨ ~治山現場リポート 徳音寺3~
皆さん、こんにちは。木曽地域振興局林務課のFです。
木曽では、冷え込みがきつくなり、外に出るのが億劫になる季節がやってきました。
木曽町徳音寺の現場は工事に必要な仮設道などの準備が整い、ついに動き出しました!
今日は〝丁張(ちょうはり)検査″について紹介したいと思います。
丁張とは、建設工事において、建物をはじめとする構造物を設置する位置を正確に示す作業になります。
私たちの仕事においては、ダムを設置する位置を決定する作業になります。ここで、誤った場所に丁張を仮設し、ダムを作ってしまうと、ダムの機能を十分に引き出せないなどの不測の事態が発生してしまいます。そのため、丁張検査は重要な段階確認です。
丁張は下の写真のような、木製の杭を打ち込みます。水平になっている木材が標高を示し、赤く塗られた木材が土砂を掘削する位置と勾配を示しています。
下の写真はレベルと呼ばれる測量機器を用いて、丁張が設置されている高さを計測しています。
測った高さは、設計のダムの底の高さから掘削勾配を考慮して正しい位置かを確認します。下の写真は、設置された丁張の数値が正しいかどうか確認しているところです。
下の写真は勾配定規を用い、勾配の丁張の設置角度を測定しています。
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木曽地域振興局 総務管理・環境課
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