みなさんこんにちは 商工観光課のNです。
今日は南木曽町のおすすめスポットを紹介します!
南木曽町というと、江戸時代の町並みを今なお残す「妻籠宿」をまず思い出す方も多いかと思います。
実は、南木曽町にはまだまだ歴史を感じることができるスポットがあるんです。
それがこちら「桃介橋」です!
国道19号をまたいで木曽川の両岸をつなぐこの橋は、福沢諭吉の婿養子にあたる、電力業界での活動により「電力王」と称された福沢桃介が、大正11年に木曽川の水力発電開発のために架けた日本最大級の木橋です。
福沢桃介が亡くなった後、昭和25年に当時の読書村※に寄贈され、木曽川の両岸をつなぐ地域の交通の要として大いに役立っていました。
※ちなみにこれは南木曽町豆知識の1つですが、読書村は「どくしょむら」ではなく「よみかきむら」と読みます。当時の与川村(よがわむら)、三留野村(みどのむら)、柿其村(かきぞれむら)が合併する時に、それぞれの頭文字をとって「よみかきむら」としたのが名前の由来とのことです。
その後、橋の老朽化が進み廃橋寸前となっていましたが、地元からの保存・活用の声が高まり、平成5年に付近一帯の天白公園整備に併せて近代化遺産(南木曽町有形文化財)として復元されました。
現在は桃介橋のすぐ下流側に三留野大橋が完成しており、交通の要の役割は受け渡しておりますが、通学で木曽川を渡る高校生や地元の方のお散歩ルートとして、多くの方に愛されている橋です。
橋のすぐ近くには、福沢桃介の別荘だった建物を復元し、桃介に関係する資料を展示している桃介記念館もあります。西洋風でお洒落な記念館になっていますので、こちらも併せて訪れていただき、今からおよそ100年前に木曽川の開発に尽力した福沢桃介にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。(桃介記念館ももっと詳しく紹介したかったのですが、桃介橋を訪れた日がちょうど休館日で中を見ることができませんでした…。いつかリベンジします!)
妻籠宿で江戸時代の旅人に思いを馳せた後は、「桃介記念館」で100年前に木曽川の開発に尽力した福沢桃介にも思いを馳せ、そして建設から100年を迎える「桃介橋」から今を生きる南木曽町の姿や木曽川を眺めてみてはいかがでしょうか。
それでは 今回はこれくらいで ではでは~
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